かつての未来都市

※この記事は、20181220日に掲載された英語記事の日本語版です。

東京。類いまれな国の類いまれな首都。商業地区の高層ビルを背景にした皇居…この地区の名は何だったか?マルノウチ?いつも「マルノウティ」と聞こえてしまう。大層な話ではない、いつもの日本語の「中間音」の話だ。たぶん「Marunouchi」でなく「Marunoutchi」と表記したほうが音に正確なのだろう。だが、やはりそれも大した問題ではない。重要なのは、両方がそこにあることだ。皇居と、灰色のオフィスビル群が、陰鬱な12月の空を背景に。灰色に灰色を重ねて。

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箱の中身はキクラデス時代からのサプライズ!

Γεια、皆さん!

その昔、地中海の島に古代文明があった。だが、現在のギリシャのサントリーニ島で栄えたこの文明は、突然姿を消した。どこへ行ってしまったのか、確かなことは誰にも分からない。文明は火山の大規模な噴火よりも前に崩壊しており、その名残はすべて噴火に飲み込まれてしまった。この魅力的な場所については、以前にも当ブログで取り上げている(2年前2回、その前にも1回)。古代の伝説、考古学上の驚くべき発見、途方もない仮説…サントリーニ島はそういう場所だ。

3600年以上前にミノア人が住んでいたこの島の都市は、3階建や4階建の家が建ち並び、本格的な排水設備を有していた。もっとも、「ミノア人」というのは当人たちが姿を消してから何千年もたった後に付けられた名前だ。彼らは本当のところ何者なのか、自分たちや島のことを何と呼んでいたのか、どんな言葉をしゃべり、書いていたのか、…こうしたことは今も謎に包まれている。

「ミノア」文明で残っているのは、古代都市の廃墟だけだ。家屋や通りの大半は、厚い火山灰の層に埋もれている。

これだけの理由があれば、サントリーニ島で発掘調査を実施するのに十分だろう。それもただ掘るだけでなく、これまでに発掘されたものをすべて復元し、保存するのだ。こうして約1年半(冬休みを除く)の作業を経て、このたび実に実に実に興味深いものが出土した!土器の箱だ。その中身は…とても興味深いものだと思うのだが…これがその箱だ。

では、何が入っていたのか?

「空だった」?いや。

中にあったのは…別の土器の箱だ!しかしその中には…いや、それについてはもう少し後にしよう。

まずは背景からお話しする。

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日本は揺れ、日本は耐える

※元の英語記事は2018年6月29日に公開されました。なお、地震に関する記述は本人が東京で実際に遭遇した経験に基づいたものです。

日本を離れて少し経ったある日、ロシアの新聞を読んでいた私は、日本で地震が発生し、何人かの死者が出たこと、また「輸送手段の崩壊」が起きていることを知った。ガイガーカウンターのことを思い出し(※)、私はすぐにWebで詳報を探した。悲しいことに、死者が出たのは真実だった。だが「輸送手段の崩壊」とは?この地震のモーメント・マグニチュードは6だった。相当な揺れであるのは確かだが、それほどなのだろうか。(※訳注:東日本大震災の際、ユージン・カスペルスキーは福島へのガイガー・カウンター5,000台の寄付を決断し実施しています)

「電車が急停止し(後略)」ともあった。それは当然そうだろう。すべての鉄道には特別なシステムが設置されていて、急停止できるようになっている。そして日本では、地震の15~20秒ほど前に、まるで魔法のように、あらゆる携帯電話に警告が送信される。いったいどうしたらそんなことができるのか私にはさっぱり分からないが、これが大いに役に立つ。私も体験した(2011年のことだ)。そのとき車中にいたが、地元の人間の携帯電話が警告音を鳴らした(我々はすぐに停車した)。15秒もすると、道路沿いの街灯や信号機が揺れ始めた(2011年の震災(マグニチュード9)の余震だったことが後で分かった)。

日本では建物も、道路も、橋も、タワーも、インフラも、すべてが大地震に耐えられるように設計され、建築されている。

確かに鉄道は混乱する。飛行機も欠航する。だが、やがて電車は動き出し、飛行機も飛ぶようになる。日本は地震に対する備えが整っている。そうあらざるを得ないのだ

地震の話はこれくらいにしよう。

そういえば、そもそも日本に何をしに行ったのかというと、目的はいくつかあったが、その1つは千葉(東京の近く)で開催されたInteropに参加することだった。

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箱根の旅館:極上のひととき

元の英語記事は2018628日に公開されました。

みなさん、コンニチハ!

私は今、大好きな国のひとつを再び訪れている。日本だ。この国の労働倫理は本当に驚くべきものだ。皆よく働き、もっと働き、さらに働き、それ以上働く。ありがたいことに、この国の人々は週末をくつろいで過ごすための方法もよく知っている。長旅をしてきた私たちにはそれが必要だった。そのために私たちは大都市を離れ、山あいにある箱根の温泉旅館を訪れた。

日本に行ったことがない?いつか必ず行くべきだ。

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東京の雨、地殻変動の疑問、ロシアの広大な大地、暮れない夕暮れについて

※元の英語記事は2018年6月26日に公開されました。

6月の東京は雨の季節だ。

あらかじめそう聞かされていたし、スーツケースに傘を入れて行けばしのげるだろうと考えていた…しかし、こんなことになるとは!昼も夜も容赦なくノンストップで土砂降りが続くとは思っていなかった。

例のごとく、東京へは仕事で来ていたし、例のごとく、私としては観光も多少しないわけにはいかないと思っていた。だが、降り止まない大雨のせいで結局そんな機会はなかった。なんとも悔しい。

ありがたいことに、雨が降り始める前にかろうじて日本ならではの休息とリラックスの時間を取ることはできた。箱根方面に車を走らせ、旅館に部屋を取り、温泉に浸かって旅の疲れを癒やした。それからキリンとサッポロを絶え間なく流し込み、夜が更けてからは熱燗と冷酒を(そして響も)、おいしい桃の飲み物をチェイサーにしてちびちびやり、こうしたあれこれのおかげですっかりくつろぐことができた。まあ、その話はまた改めてするとしよう。

東京に来た日の話に戻る。幸い平日だったので、雨のことはさほど気にならなかった。

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11人の勇敢な女性たち、スキーに乗って北極点へ

※この記事は2018年4月15日に公開されたものの日本語訳です。

「北極点までまっしぐら」というタイトルもぴったりだったかもしれない。「女性たち、北を目指す」でもいい。彼女たちが目指すのは北も北、それ以上はない北なのだから。

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荘厳なる日本語の不思議

再び訪れた東京での数日間は、会議やインタビュー、気心の知れた仲間たちとの夕食と、慌ただしく過ぎていった。カンファレンスで講演もした。講演では、サイバー犯罪について話をしたのだが、同時通訳ではなかった(!)。そう、かなり間があいた(笑)。くたびれすぎて、ステージの上で気絶するかと思ったほどだ。なんとか持ちこたえたが。

残念ながら観光の時間はなく、シゴトだけだった。ときどき動物園の動物のような気分になる。何時間かおきにエサを与えられ、決まった時間になると聴衆の前に姿を現すのだ。

シゴトの途中、訪れたビジネスセンターの壁にこんな案内を見つけた。

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世界で最も美しい国々 – 新集計法

さて、今回は自然と人間が作り上げた美しさについてだ。なぜかというと、それは…

つい先日、どこか(場所を思い出せない)で「世界で最も美しい国」というフレーズを目にした。その時は特に深く考えなかったのだが、近い将来思い起こすことを予期してか、無意識に記憶していたようだ。かの潜在意識というやつか。

果たしてその数週間後、ひょんなことからそのフレーズが気になり始め、インターネットで調べることになり、予想に違わず多種多様な「世界で最も美しい国トップ10/20」のようなリストが見つかった。で、実のところ…そのほとんどが、中南米や中国中部、カムチャツカ半島千島列島に行ったことのない人が作ったかのような疑わしい代物だった。

確かに、世界で最も素晴らしい国々を決めるのは単純なことではない。美しさは主観的なもので、その判断基準もまた主観的なのだから。では、どんな基準を使うべきか、またはどんな基準を使えるのだろうか?

実は私自身、この種のリストについてはちょっと先取りしている。私が選んだ世界必見の地TOP100だ。今回披露するリストでは、美しさの度合いを、国の領土を加味して計算できるようにした。これなら、「一国にある美しい場所の数」で勝敗を決めるのではなく、「全体として最も美しい国」を選ぶことができるはずだ。

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中国からの嬉しいニュース

Privyet(やあ)、皆さん!

私は今、モスクワでおとなしくしているところだが、だからといって人生に行き詰まったわけではない。むしろ真逆だ!

オフィスの椅子に腰掛けて、窓の外の舞い落ちる雪を眺めているころ、中国の烏鎮市では、年1回のWorld Internet Conferenceが開催されている(昨年は私も参加した)。主催者は今年、(彼らが考える)最優秀サイバープロジェクトに賞を授与することにした。受賞者に名を連ねたのは誰だとお思いだろうか?!

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