テルアビブでのひととき

この秋、私は国から国、街から街へと世界各地を訪れている・・・。今年の旅でうれしいのは、どこへ行っても晴天に恵まれていることだ。秋物のコートはスーツケースから一度も出していない。

だが、いつものように旅程は極めて過酷だ。各国への過酷な旅、と言っておこうか!それに、いくつかの訪問先はまるっきりリゾートらしさがなかったので、これまで心地よい海に入ることもなかった・・・しかし、私は今日、テルアビブのビーチにいる。最高の気分だ!イスラエルでの息の詰まるような仕事を終え、ようやく地中海のビーチで少しゆっくりすることができる。やれやれだ。

テルアビブ

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ハムヤードの屋上はサラダ農園

やあ、皆さん!私は今、ロンドンの中心部ソーホーにいる。このロンドンの一画には、健全なものから少し怪しげなものまで、上品なものから不遜なものまで、ありとあらゆるものが揃っているように思える。宿泊先は、見事なまでに独創的なハムヤードホテルだ。ここで予想外のものに出会うとは予想していなかった(事前に調べていなかったからだが)。ソーホーの近くで予定があり、泊まる場所が必要だったため、急いでホテルを予約したのだ。しかし、このホテルは驚きに満ちている。特に度肝を抜かれたのが屋上だ。巨大な菜園が屋上スペース全体を占めている!大都会の真ん中だというのに!

ハムヤードホテル、ロンドン

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ハンガリーでの湯浴みを夢みて

ハンガリーのスパと温泉については良い話をたくさん聞いていた。同国には1998年に初めて訪れて以来、何度も行っているが、どういうわけか温泉に入る機会が一度もなかった。しかし、先日ようやく、その埋め合わせができた。どうだったかと言うと・・・とんでもなくクールホットだ!鞄にカメラを入れるスペースがあまりなかったので、今回の写真のほとんどは、我々が訪れたハンガリーの温泉地の公式サイトにあったものをお借りした。

では、ブダペストのゲッレールト温泉を見てみよう。世界最高の温泉

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迷えるスーツケース

そのとき、どんな気分になるだろうか…。あなたは飛行機に乗り込み、搭乗が済んで飛行機が飛び立つのを待ちつつ、作業員が貨物を積み込むのを窓際の席から眺めている…積み終わって作業員が去って行く…ふと気付くとスーツケースが1個、ぽつねんと取り残されている。大きくて黒いやつが。それも、自分のスーツケースが!

ニューヨーク-チューリッヒ-ブダペストちょっと待って…それ、見覚えがあるんだが…

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ネパールを楽しむ

世界にタイムゾーンがいくつあるかご存知だろうか?

こう聞かれると、24という極めて論理的な答えを思いつく人が多いだろう。何といっても、1日の時間の数と同じだからだ。だが、残念ながら不正解!合計すると24よりもずっと多い。実際には39のタイムゾーンがあるのだ!一部の国では、現地時間がそれぞれの「地方標準時」(この数は24だ)と30分ずれている(インドやイランなど)ところや、なんと45分ずれているところもある。そのような国の1つがネパールだ。同国のロンドンとの時差は+4時間45分!このように地域ごとに分かれているため、タイムゾーンの数は24ではなく39なのだ。

私は先日、ネパールの首都カトマンズを訪れた。

カトマンズ、ネパール

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富士山でピッケルアレルギー

やあ、皆さん!

富士に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿

~日本の古い格言

同感だ。日本にいるのに日本一美しい山に登らないというのは、何と愚かなことだろう。だが、もう一度登るというのも正気の沙汰ではない。三度登ればこの愚行も帳消しになるのだろうか?そう願いたい。というのも、先日、二度目の富士登山に挑んだからだ!

富士山ふもとから見上げる富士

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真の首都となった首都

ロンドンを訪れるたび、ますます好きになる。

ロンドンに初めて来たのは1992年のことだ。その後数年は、この街に大した印象を抱いたことがなく、居心地良く感じたこともなかった。いかめしく人を寄せ付けない帝国建築、果てしなく続く渋滞の列、歩道に密集する人々、汚れたテムズ川…とにかく、あまり気に入らなかった。

しかし、この街に変化が見え始めた – 年々、少しずつ。ロンドンは、街の中心で起きていた渋滞の問題をほぼ解消した。自転車シェアのシステム(いわゆる「ボリス・バイク」)もこれに貢献した。また、土手を整備してテムズ川をきれいにし、GherkinCheese graterWalkie-talkieShardなど目に楽しい斬新なビルを建てた。それからロンドン・アイ、そしてオリンピック… 20年前、この街はまったく違う場所だった。重苦しく、寒々しく、退屈だった。今は正反対だ。明るく、心地よく、わくわくする場所だ!

もちろん、我々の新しいオフィスがこの場所でついに稼働を開始したことも大きい。150名前後の社員がここを拠点として、サイバー空間を安全で平和なものにするためにさらなる奮闘を繰り広げることになる。正直なところ、彼らのことが少々うらやましい– 彼らはすべてを手に入れたのだ。素晴らしい都市、素晴らしいオフィス、そして素晴らしい仕事(笑)

ロンドンオフィス

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橋の上をゆく。

私はサンフランシスコが好きだ。

素晴らしく居心地のいい場所だ。フレンドリーで、陽光が明るくて、海沿いに並ぶカフェでは美味なシーフードが供される。中国からの貨物を積んだ大きな船が行き交う湾内の海は穏やかで、いくつもの橋が額縁のように並んでいる。海上にはアルカトラズが浮かび、あらゆるものに密かに目を配っている。

美しい。そぞろ歩きを楽しむ絶好の場所だ。

サンフランシスコの見事さを並べたが、実はほかにいろいろ気にかかることがある。ともあれ、まずは写真をご覧いただこう。

サンフランシスコ

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韓国の新オフィス、海南のデジャヴ、シーフード

やあ、皆さん!

また世界各地を飛び回る期間が終わった。ようやくだ。2か月近く旅を続け、ドミニカ共和国 – ブラジル – チリ(パタゴニア) – サウジアラビア – イタリア – ドイツ – 韓国 – 中国、と計8か国を訪問した。

旅の後半は本当に大変だった。いつもは一定のペースでジョギングするような旅を目指しているのだが、それとは正反対に、立ち止まらず全速力で駆け抜けた感じだ。会議、講演、そして移動に次ぐ移動に次ぐ移動…ほとんど休む間もなく、長い1日の終わりに散歩に行くこともあまりなかった。こんな日が丸2週間続いたのだ!私は燃え尽きようとしていた。いつもの元気や活力、生への渇望が消え失せ、何もかもがつまらなく感じるか、イライラするか、その両方だった。時差ぼけのようなものだが、それが一時的な症状から慢性的な状態へと進行していた。少し休憩が必要必須であるというサインだ。幸い、中国本土から30kmほど南に浮かぶ島、海南で約1週間過ごすことができた。やれやれ。本当に休息が必要だったのだ。そして、なんと楽しかったことか。

Hainan, Sanya

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