2017年1月24日
お勧めのビジネス書9選
ビジネスを成功させるために読むべき本はどれか、と聞かれることが多々ある。学生、スタートアップ起業家、マネージャー、オーナー経営者、誰もがお勧め本を知りたがっている!問題ない、というのもお勧め本はいくつかあるからだ。ただ、どんなにお勧めだとしても、特定の本を読んだからといって必ずビジネスパーソンになれるとは思わない。とはいえ、読んで損はしない良書は確かにある。今回そのうちの9冊を紹介しよう…
私は、ビジネス書を大きく2つのカテゴリーに分けて考えている。
第1のカテゴリーは、ビジネスの成功のためにすべきことを教えてくれるもの。第2のカテゴリーは、すべきでないことを教えてくれるもの。2つの区分の境界線は曖昧になることも多いが、両方のカテゴリーの本を読むのがいいだろう。貴重な時間やリソースを無駄なことに費やさないためにも、ビジネスの立ち上げという刺激的な仕事を苦しみの連続にしないためにも。
実は、第3のカテゴリーもある。伝説的な企業や国家のリーダーが、物事をどのようになすべきかを身をもって教えてくれる本だ。こうした本は普通、多岐にわたるビジネス課題や予測不能な事態を扱うため、一般論になりがちだが、漠然とした形ではあれ無限の可能性も示してくれる。実践的なアクションプランが用意されているわけではないが、大局的な見識を得るために一読の価値はある。
ここに挙げる本の多くは、しばらく前に書かれたもの(中には前世紀のものも)なので、2000年台に登場した、まったく新しい産業や技術はほとんど、あるいはまったく触れられていない。それでも、主だった考え方は現代のデジタル世界にも十分当てはめることができるため、今の目で見ても意義がある本だ。我々は新しいテクノロジーの時代に生きているが、人間の本質は変わっておらず、人々は同じ間違いや似たような間違いを繰り返しがちだ。ただ、すべての人が間違いを繰り返すわけではない。適切に物事を行う人々もいて、そうした人々の会社が広く認知され敬われるリーダーとなる。誰もがそうなって欲しいというのが私の願いだ。
では、本題に入ろう。(この記事も、紹介されている本の方も!)読んで楽しんでいただければ幸いだ…
ジム・コリンズ(Jim Collins)著『ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則』(Good to Great: Why Some Companies Make the Leap…And Others Don’t)