Transparency Center@サイバージャヤ@プトラジャヤ@マレーシア

やあ皆さん!

今回の記事は訪れたばかりのマレーシアについてお伝えする。我々はマレーシアの計画都市、プトラジャヤを訪れた。過密化が進んだクアラルンプールから政府機関が一部移転されて以来、早くも国の重要な役割を担っている。その他の重要な国家機能も、ゆっくりとではあるが着実にこの新都市に移転してきている。

それで、感想はというと、頭に浮かぶのは2つのことだ。この場所は非常に興味深く、実に独特でもある。プトラジャヤは、1995年にクアラルンプールとクアラルンプール国際空港の間の未開発地に誕生したばかりだ。首相官邸はすでにここにある。ただし、議会、国王の王宮、大半の官庁はまだクアラルンプールに残っている。

この政治的にも地理的にも特殊な状況から、ふと考えさせられた。世界にこのようなプロジェクトはどのくらいあるのだろうか。何もないところから新しい首都を築き上げ、国の重要な機関をすべて(またはほとんど)そこへ移転するという構想。私はしばし考えこんだ。思いつくのはサンクトペテルブルク、ワシントンD.C.、キャンベラ、ブラジリアだ。アスタナは当てはまらない。未開発地に作られたのではなく、アクモリンスク、ツェリノグラード、アクモラと名称が変遷した土地に築かれている。他にこのような例はあるだろうか?読者の皆さん、ご存知の方は教えていただきたい。

プトラジャヤがスタイリッシュで洗練されていてまぶしいほどに新しく感じるのも当然だ。何ひとつ色あせたり古びたりするほど時間は経っていないのだから!

残念なことに、観光の時間はなかった。わずかな機会を除いて。公式の会議やイベントの後、我々はプトラジャヤの人造湖で少しだけボートに乗ることができた。

建設作業が進行中のところがあちこちに見られる。

今のところ「どこへも行けない橋」だが、いずれはモノレールの線路が走ることになるのだろう。

マリーナは完成して客を受け入れる準備もできているようだが、なにぶん新しい都市だからか、まだヨットは見かけなかった。

パリにいると言ってもおかしくないような風景だ!

…特にラ・デファンス によく似ている。

それはそうと、何をしにマレーシアに行ったのかという話をしよう。

当社のTransparency Centerについての進展に注目している方であれば、我々が3つのTransparency Centerを2020年までに開設する予定であることをご存じのことと思う。欧州の2か所、チューリッヒとマドリードのTransparency Centerはすでにオープンし、しばらく前から来訪者を受け付けている。そして3か所目、アジア初の開設となるTransparency Centerについては、2019年末までにマレーシアに開設することを先日発表したばかりだ。このセンターはマレーシアのサイバーセキュリティ機関であるCyberSecurity Malaysiaと緊密に協力していくことになる。ちなみに、CyberSecurity Malaysiaも1997年に設立されたという。当社と同じ22年前に、国のサイバーインシデントレスポンスセンター(MyCERT)として設立されたそうだ。

Transparency Centerの開設場所は、マレーシアのテクノロジーとイノベーションの中心地であるサイバージャヤだ。Wikipediaによると、「ジャヤ」とは、サンスクリット語で「成功」や「勝利」を意味する言葉らしい。アジア全域そして世界でサイバースペースの悪との戦いに勝利し、成功を収めることを目指す我々にまさにぴったりではないか。

さてここで、ホテルの部屋から撮った写真をお見せしよう。実に絵になる景色だ!

マレーシアで撮った写真はすべてここで見ることができる。

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