まさにF1。モンツァにて

さて皆さん、いよいよメインディッシュだ!

モンツァで開催されたF1レース。ここはモータースポーツファンにとっての聖地で、ミラノからさほど遠くない場所にある。そして何と言っても自動車、バイク、レースの爆音サウンド、世界中から押し寄せる人々、景観など!私がここにいるのもそれを堪能するためだ。

この地はまさにモータースポーツ中心の街で、ある入口の前にはイタリア国家治安警察隊「カラビエニリ」がロータス車を出動させていたほどだ(私は見かけなかったが他にもあったかもしれない)。

だが、レース前にはちょっとした違和感もあった。

パドック(すべてのチームスタッフ、スチュワード、ドライバー、マネージャー、ジャーナリスト、その他の用もない取り巻きがたむろし、作業する場所)の何かが違っていた。いつもの混乱がなかったのだ。独特の風貌の群衆がうろつくこともなく、シワ1つないオートクチュールの展示もなく、「(ここにお気に入りのブランド名を入れてくれ)」のサングラスの奥から値踏みする鋭い視線もなく、すべてに無関心に見える魅惑的な女性たちもおらず、F1らしい慌ただしさもなかった。この場所にしては活気に欠けているような気がした。

F1で起こること、その過程に興味のある方はこちらへ。掲載されている写真はずっと華やかで、わりあい最近のものだ!私自身はF1の専門家ではないが、私なりのやり方で熱狂感を表現したつもりだ。ガレージやコースで起こっているすべてを詳しく知りたい方は是非どうぞ。上のリンクをクリックすればすべて読むことができる。だが、ここでは今シーズンのイベントに専念することにしよう。

レースのスタートは見事だった!ハミルトン(Hamilton)選手は、スタート時に何をしようとしたのかわからないが、第2コーナーに差し掛かる頃には2番手から6番手(5番手だったか?定かでない)まで後退していた。その後、メルセデスが魔法のごとく力を発揮。5周目か6周目を走り終えたときには、ロズベルグ(Rosberg)選手が9秒のリードを稼いでいた。何が起こったんだ?そして、何と53周のレースをたった1回のタイヤ交換で走破したのだ…

どのチームもスーパーソフト、ソフト、ミディアムのタイヤを使用し、メルセデスも含めてタイヤセットはまったく同じだった。他のチームは3セットの交換が必要だったのに対し、メルセデスは2セットだけで済んでいた。タイヤの能力を高めるためにどんな魔法の「ドーピング」を使ったのかは謎だ。これほど長い距離を、コーナーでタイヤをすり減らすことなくどうやって走ったのだろうか?見事だ。神秘的なドイツの暗号機「エグニマ」を彷彿とさせる。

それ以外に興味をそそられることはなかった。メルセデスとフェラーリのチームはスタート時と同じ順位でフィニッシュ。それ以外のチームについては、さほど面白いことも起こらず、レースを邪魔することがなくてよかったというところか。結果は予選と同じだった。すべてが一目瞭然、「まさにフォーミュラ」だった。

以上だ。この有名なサーキットでもう1つレースがあったが、特筆すべきことはない。後は写真をお見せすることくらいか。大して知識のない中規模スポンサーの意見を読むより、プロのコメンテーターの話を聞いた方がいいだろうから(笑)

そう、写真をお見せする約束だった。こちらがその写真。

フットワークの軽い人たち、いつも一番高価な席を占めている人たちが表彰台に向かっている。勝者が賞を授与され、シャンパンを楽しむ場所だ。

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賞のプレゼンターが表彰台に現れたかと思ったら…

授賞式を待つ群衆の写真を撮っている!

人々がさまざまな口径のカメラをあらゆる方向に向けて写真を撮っている。私自身もしかり。

壁にはピカピカに磨かれた鏡が。ちゃんと自撮りできているかな?

できていた!明るい緑色のTシャツを着ているのが私だ!上の写真で私を探してみてほしい。

もう1つ、人混みの中の私の写真だ。いいではないか。

そして表彰台に上った勝者たち。これについてはまあ納得だ。1位と2位がメルセデス、3位と4位がフェラーリだった。なかなか思うようにはいかないものだ…

その後は、国歌、ポンとはじけるコルクと宙に舞うテープのファンファーレ。そして、皆が満たされた気分で家路につく。

素敵な場所、見事なレース、すべてが最高だった。欲を言えば、フェラーリチームに勝って欲しかった。

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