2016年3月17日
TOP100シリーズ：アフリカ編
アフリカ。この言葉を口にするだけで、ありとあらゆるエキゾチックな風景が目に浮かんでくる。他のどこにも似ていない特別な大陸だ。必見としてお勧めしたい場所がたくさんある。
- サハラ砂漠
今さら言うまでもないが、世界最大の砂漠だ。一気にではなく徐々にだがその大迫力に圧倒される。特に日没時（日の出の時間に私は寝過ごしてしまった）。私が見たのはチュニジア側。砂、砂丘、塩湖、蜃気楼、オアシス。おお、イエス。
- ダロル火山とエルタアレ火山、エチオピア
とても地球上のものとは思えない風景だ。すべてが火山というわけではない。実際に行った人の証言を聞いても、写真（文章はロシア語）を見ても、息を呑むような壮大な眺めのようだ。エルタアレは、エチオピアの火山の中でも特に活動が活発で、世界に5つしかない溶岩湖のある火山の1つだ。それどころか、ここには溶岩湖が2つある。2つあるのは世界でここだけだ。私はまだ行ったことがない。いつか冬に行ってみなければ。
- ジェンネとティンブクトゥ、マリ
いずれもサハラ砂漠の南に位置する古代都市で、目を見張るような建造物がいくつか残っている。このようなものは未だかつて他のどこでも見たことがない。いずれの都市にも非常に興味深い歴史がある。まだ行っていない。行かねば！
- キリマンジャロ山、タンザニア
アフリカの火山の王様だ。私は今年1月、ここへ行った。山頂まで辿り着くのに1週間近くかかった。大変だったが、苦労は大いに報われた。また行ってもう一度登頂したい。今度は別のルートにしてもいい（いくつものルートから選べるのだ）。キリマンジャロの近くにはサファリを体験できるところもたくさんあり、それほど遠くないところに素晴らしいザンジバル諸島がある！
- ニーラゴンゴ山、コンゴ
ここから火山の話題。この巨大な活火山のクレーター内には非常に大きな（「世界最大」という）溶岩湖があり、絶え間なくブクブク、ゴボゴボと泡が吹き出ている。溶岩の光景は、日中、明るい時にはそれほどでもないが、夜になると驚くほどきれいだ。他に夜に見ると特に美しい火山があるのはカムチャッカとハワイだ。
溶岩湖のこの美しさを鑑賞するには、熱心な火山愛好家であるだけでなく、足腰が丈夫で、コンゴの奥地まで辿り着くための手段（と忍耐力）を持っている必要がある。それに十分に武装した護衛隊も必要だ。何と言っても、地球上で最も平和な場所というわけではないのだから。
ちなみに、私が初めてこの場所のことを知ったのは、ジョー・ネスボ（Jo Nesbø）の『The Leopard』（ハリー・ホーレ刑事シリーズ）という小説からだ。
- ケニアのサバンナと野生動物
ケニアにサファリ撮影旅行に行けばいかに忘れがたい体験になるか、という話は何度も聞いた。果てしなく広がるサバンナで、おびただしい数の動物たちが野生そのものの姿でくつろぎ、草をはみ、戦い、狩りをする様子。私もいつか近いうちに行ってみなければ…
- ビクトリアの滝、ザンビア／ジンバブエ
世界最大級の滝で、幅1km以上、高さ100m以上に及ぶ。壮観ぶりも轟音も度外れた迫力だ。いくつもの水流が勢い良く落下する様子は、ベネズエラのエンジェルフォールと同じように、上からも下からも見るべきだろう。一番すごいのは下から見た時ではないかと思う。私は上から少し見たことがあるが、膨大な量の水が吹き出す勢いが強すぎて、水しぶきでほとんど何も見えなかった。ちなみにこれは「下から上に降る雨」と呼ばれる現象で、水が岩の間の隙間や割れ目を通って噴き上がり、数百メートルの高さまで達した後、流れ落ちて観光客の頭上に振りかかる。他ではなかなかできない体験だ。
ぜひともお勧めしたいのは、いくつかの滝とザンベジ峡谷（スター・ウォーズを思わせる風景（笑））をセットで回れるヘリコプターツアーに参加することだ。そして本物のバオバブの木を見るのも忘れないように！
- ナミブ砂漠
言葉にならないほどの絶景と聞いている。この目ではまだ見たことがないが、次にアフリカ南西部の近くを訪れることがあれば行ってみるつもりだ。
- テーブルマウンテンと喜望峰、南アフリカ
ケープタウンのテーブルマウンテンは素晴らしい。私が2011年に訪れた時のように数時間過ごすだけではもったいない場所だ。1日か2日くらい時間をとって、じっくりと山頂を歩き回り、中心から離れたところも隅から隅まで探索した方がいい。全景を見渡せば、うっとりするほどの絶景だ。長距離走者のようなスタミナがなくても大丈夫。ケーブルカーで頂上まで行けるし、下り便ももちろんある。
ついでに車で近くの喜望峰（文章はロシア語なので写真だけ参考に）まで足を伸ばすといい。荒々しい海から押し寄せる波が岩にぶつかって砕け散る様子など、印象的な風景が見られる。そこに至るまでの道中で見られる景色もきれいだ。
- マダガスカル
ここも自分ではまだ行ったことがないがぜひ訪れたい場所だ。珍しい自然、絶景、荒涼とした美しさの断崖がそこかしこにあると聞いている。そしてこの土地特有のバオバブの種と「石の森」をぜひともこの目で見てみたい。残念ながら、ここも昨今は平和な場所とは言い切れないようで、武装警護隊を伴う必要がある。
おまけ：
海中の滝、モーリシャス
なんと。海の中に落ちる滝などというものが存在するとは！！
サハラの目（リシャット構造）、モーリタニア
砂漠に刻み込まれたこの円形の地形（直径約40km）がどのようにしてそこに出現したのかは解明されていない。何とも謎めいている。必見だ！
アッサル湖、ジブチ
この場所のことはアフリカにしょっちゅう行っている旅好きの仲間から何度も聞いている。この世のものと思えない独特の美しさだという。また、地球上で特に標高が低い土地の1つでもある（一番低いのは死海）。まだ行っていない。
アフリカ編は以上だ。残る大陸は（南極大陸を除いて）あと1つ。そこを次のTOP100シリーズ記事で紹介する。とっても特別なところだ…