極小公国

先日、AV-Comparativesの年間最優秀製品賞を受けるため、ドイツのバイエルン地方にある趣あふれる小さな町、ヴュルツブルクを訪れた。美味しいビール加えて素晴らしいワインの生産地だ。当たり年のワインよりもさらに輪をかけてレアというわけだ(笑)。

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ヴュルツブルクからレンタカーで南に向かったところ、たまたまリヒテンシュタイン公国を通りかかった。訪れたことがない国だ。それで、ええと…そう、世界で私が81番目に訪れた国となった。新年早々、新境地開拓とは幸先がいい。この調子が続きますように!

車外に出ず、通過するだけでは実にもったいない…というわけで、ファドゥーツ(皆さん聞いたことがあるだろうか?(笑))で車を降りてみた。リヒテンシュタインの首都だ。

町の中心部をぶらぶら歩き回りながら、新品で超高性能のSony製カメラで、筋金入りのカメラマニアさながらに写真を撮りまくった。ところが、ちょっとした問題があった。ファインダーの隅に黄色で点滅していた控え目な警告を見落としていたのだ。「NO CARD」(カードがありません)というマークを!そう、メモリカードをノートPCに入れたままだったのだ。あんなにたくさんシャッターを切ったのに…写真を1枚も見せられないとは!(Sony殿:メモリカードが挿入されていない時はシャッターを押せないようにしてもらいたい。非常に難しいことだとは承知しているが…(笑))。

というわけで、残念ながら紹介できるファドゥーツの写真は1枚きりだ!同行者A.Shが携帯電話で撮ったリヒテンシュタイン美術館の写真だ。

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リヒテンシュタインの興味深いところとは?

第1に、小さいことだ。南北が約25km、東西の一番広いところで10kmだという。地図で見たところでは、領土の約5分の4は岩だらけの高い山が占めている。山々を見上げると、陰鬱な冬の日でも絵のように美しい景色だ。この公国には約37,000人が暮らしているという。

さて、ここからはWikipediaの記事を引用し、私自身のコメントはイタリック体で入れることにする。できるだけ正確に伝えられるよう、ここではWikipediaのロシア語版ページからの引用を英語に翻訳したものを使う。興味深いことに、Wikipediaの英語版ページとはかなり違う部分がある。Wikipediaではよくあることなのだろうか。後で調べてみなければ…

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リヒテンシュタインは、立憲君主制国家。…2003年に国民投票を行った結果、リヒテンシュタイン公爵に非常に広範な権限が付与され、政府の法律や決定に対する拒否権と議会解散権、議員の任命および解任の権利、特に重要な法案を自ら採択する権利、裁判官を任命する権利などが認められた。その結果、公爵の権利が絶対制に近いものになった。2012年に公爵の権利を制限し、拒否権を廃止する動議が提出されたが、却下された。

(これこそ、いわゆる「垂直権力」だ!)

リヒテンシュタインの2007年のGDP416000万ドルで、1人あたりのGDP134,000ドル。2012年の1人あたりのGDP141,000ドルで、世界第2位(1位はカタール)。

(なんと!)

経済を牽引している業種は製造業で、分野は金属、精密機器、光学、真空機器、電子システム、マイクロプロセッサなど。主要産業は精密機械類。

雇用者数は約32,400人(総人口はなんと37,000人!)。そのうち3分の1以上(12,900人)はオーストリア、スイス、ドイツから毎日通勤している。

(だとすれば、本当の意味でガストアルバイター(外国人労働者)だ。(笑))

特に人口の多い町(2013年):

シャーン – 5933
ファドゥーツ – 5229

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というわけで、リヒテンシュタインについての豆知識をお伝えした。今度は夏にぜひとも再訪して、周囲の山々の美しさを余すことなく、自分の目と愛機Sonyの両方で(笑)捉えなければ。

では今回はこの辺りで終わりとしよう。これを書いているのは…(さてどこでしょう?)

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