2016年2月5日
キリマンジャロの暴れ馬
1週間に及んだキリマンジャロ登山のクライマックスは、このアフリカ最高峰の火山のバランコ溶岩壁に登ったときだった。ステラ・アルトワポイントを経て山頂へと至る最後の行程の後のことだ。まさに、登る者を振り落とすキリマンジャロの暴れ馬。これほどの急勾配(!)では簡単に滑り落ちてしまう。300mの切り立った岩壁である(少なくとも最初はそう思えた)…
これだ。
最初に見たとき、こう思った。「何だと?アレに登るというのか?」と。私は登山家ではないのだから、アレはどうしようもないのでは?その後、年間で何千人もの観光客がどうやって登っているかを聞いて、少し落ち着いた。ほんの少しだけだが。それに、まだ半信半疑だった。悪い予感が止まらない。「絶対無理、不可能、できない、登りたくない」などなど。
しかし!近くから見てみると、断崖絶壁というわけでもない。端の方には、それなりに緩やかな斜面もある。特殊な登山技術や道具がなくても簡単に登って行けそうだ。
そこで翌朝、顔を洗ってたっぷり朝食を取った後、山登り崖登りスポットの斜面へと向かった。一流ガイドの専門的な指導を受けながら、こんな感じで登って行った。
大半の「道」は「後輪駆動」でも簡単に進めたが、ところどころ、念のために「全輪駆動」にならざるを得なかった。
ここまで登ると、見事な眺めだ!眼下に谷を臨む景色は特に素晴らしい。
我々は1列に並んで1人ずつゆっくりと斜面を登っていったが、足の速いオリンピック選手荷運び人たちは我々を追い抜いて進むか、道なき道を通るかして、まるで魔法でも使ったかのように、次の休憩地点には必ず先に着いていた!
四輪駆動で…
あと少し…
さあ着いた!やったぞ!
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歩きやすい道は大好きだ。この道は大のお気に入りになった。さほど難しくなく、絶景が見られて、岩だらけで足下が不安定ということもない。早くも、またここに来てもう一度登りたい気分になった(カルデラで「新しい」火山錐を探検する前、一泊する場へ向かう途中だ)。上等な道を優雅に歩く、といったところか。バランコの脇へと伸びる道を行こう!
キリマンジャロ旅行の他の写真はこちらにある。