月ごとのアーカイブ:2月 2016

大変だが誰かがやらなければならない仕事

毎年2月に、世界トップレベルのITセキュリティ専門家数百人が、さんさんと日光が降り注ぐビーチリゾートに集まる。地域は南北アメリカのこともあれば、欧州、アジア、西アフリカ沿岸のこともある。主な目的は日光浴ではない。ビーチでもない。ビーチで飲むカクテルでもない。そうではなく…サイバー空間の悪党どもと戦うことだ!少なくとも参加者は家族にそう言って出かける。2月に1週間ばかり姿を消し、その年の開催地に選ばれた楽園リゾートに出かけていく理由として。

今年選ばれた楽園リゾートはカナリア諸島。何の開催地かと言うと、お察しのとおり、当社が年に1度開催しているITセキュリティ専門家のための特別イベントSecurity Analyst Summit(SAS)だ。情報セキュリティ業界のさまざまな分野の専門家が世界各国のさまざまな企業から集まり、時には改まって、たいていはざっくばらんに、基本的にはひたすら語り合う場で、場所はエアコンの効いた地下の会議ホールだったり、ビーチのラウンジチェアだったりする(おっと、ご家族に秘密をばらしてしまった(笑))。専門家のノウハウや経験について情報交換して、IT脅威がどこでどのようになぜ発生しているのかをより多くの人に理解してもらえるようにすることを目指したものだ。

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サファリ!

お正月休みにタンザニアに2週間滞在したが、それほどの短期間でも数多く印象に残る体験をした!そのうちまだ半分しかお伝えできていない…

キリマンジャロから平地へ戻ったのち、「気候順応」という言葉を口に出す暇もなく、我々は次の目的地に運ばれた。…アフリカのサファリだ!

「サファリ」という言葉は元々、植民地時代に「アフリカへ野生動物を狩りに行くこと」という意味で使われた。必ずしも狩りの後で獲物の肉を食べたり皮を剥いで何かに利用したりすることまでは含まれない。射撃場と似たようなもので、違いは標的が生きている動物であることだけだ。時は移り、慣習も(良い方向に)変わり、現在では「サファリ」と言えば、「アフリカで(ジープなどの車に乗って)野生動物を見ること」…そして、野生の姿をそのまま写真に収めることだ。

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https://www.instagram.com/p/BAzBieOuiQ9/

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比較テストで最高得点!しかも5年連続

スピーディで、信頼でき、技術力も高い。そしてもちろん、誰より謙虚…

…ご想像のとおり、当社はまたしてもその栄冠を手にする!

オーストリアの第三者評価機関AV-Comparativesから、また年間最優秀製品賞(Product of the Year)を授与されたのだ。AV-Comparativesでトップの成績を収めるのは、1月の恒例行事になりつつある。2011年、2012年、2013年、2014年、そして今回、2015年もだ!万歳!

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キリマンジャロのポーター

1週間にわたるキリマンジャロ登山で、我々観光客が自分で運んだのは必要最小限の荷物だけだったが、残りの荷物は現地のポーター(荷運び人)の手で山腹を運ばれていった。実は、彼らにとってこれほど嬉しい話はないのだという。いい金になるからだ。

そんなわけで、我々の手荷物は防水ジャケットやカメラくらいだったが、ポーターは大きなバッグにテント、寝袋、寝袋マット、食料、水、その他もろもろを詰め込んで運んでいった。しかも、大抵は頭の上に乗せてだ。

ポーター1人が運ぶ観光客の荷物は最大15kg。彼自身(ポーターは全員男性)の荷物があっても、この総重量に含まれない。ガイドの説明はこうだ。「15kgというのは、成人男性にとって大したことない重さと考えられています。あと、よく頭の上に荷物を載せて運んでいますが、そうやって運ぶのに慣れているというだけのこと。彼らにとっては、その方がやりやすいんですよ」

ガイドはこう続ける。

「ポーターは非常に人気の高い仕事です。それほど大変な仕事というわけでもないのに、この地域の他の職業より高い給料をもらえますからね。それに、国立公園の公式の方針で、できるだけ多くの労働者をポーターとして雇うよう奨励されているので(ポーター1人あたり15kgに制限されているのはこのため)、大量の雇用が生まれているのです(男性向きの仕事ですが)。地元にとっては嬉しい方針でも、訪れる観光客にとっては、ちょっと高くついてしまいますね」

その方針が実行されるのを目の当たりにした。我々のグループに約30人のポーターが割り当てられたのだ!キリマンジャロとその周辺の事情はこんな感じだ。

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キリマンジャロの暴れ馬

1週間に及んだキリマンジャロ登山のクライマックスは、このアフリカ最高峰の火山のバランコ溶岩壁に登ったときだった。ステラ・アルトワポイントを経て山頂へと至る最後の行程の後のことだ。まさに、登る者を振り落とすキリマンジャロの暴れ馬。これほどの急勾配(!)では簡単に滑り落ちてしまう。300mの切り立った岩壁である(少なくとも最初はそう思えた)…

これだ。

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