2016年2月26日
大変だが誰かがやらなければならない仕事
毎年2月に、世界トップレベルのITセキュリティ専門家数百人が、さんさんと日光が降り注ぐビーチリゾートに集まる。地域は南北アメリカのこともあれば、欧州、アジア、西アフリカ沿岸のこともある。主な目的は日光浴ではない。ビーチでもない。ビーチで飲むカクテルでもない。そうではなく…サイバー空間の悪党どもと戦うことだ!少なくとも参加者は家族にそう言って出かける。2月に1週間ばかり姿を消し、その年の開催地に選ばれた楽園リゾートに出かけていく理由として。
今年選ばれた楽園リゾートはカナリア諸島。何の開催地かと言うと、お察しのとおり、当社が年に1度開催しているITセキュリティ専門家のための特別イベント、Security Analyst Summit(SAS)だ。情報セキュリティ業界のさまざまな分野の専門家が世界各国のさまざまな企業から集まり、時には改まって、たいていはざっくばらんに、基本的にはひたすら語り合う場で、場所はエアコンの効いた地下の会議ホールだったり、ビーチのラウンジチェアだったりする(おっと、ご家族に秘密をばらしてしまった(笑))。専門家のノウハウや経験について情報交換して、IT脅威がどこでどのようになぜ発生しているのかをより多くの人に理解してもらえるようにすることを目指したものだ。