2015年6月5日
ガボン～イスラエル～フランス～モナコグランプリ強行軍
しばらく更新が滞ってしまった。ひどく慌ただしくなり、キーボードに触れる時間が一刻たりともなかったのだ。では簡単に近況報告を…
月曜日から土曜日にかけて、大陸を3つ移動し、ガボン、イスラエル、フランス、モナコの4か国を訪れた。計6回、飛行機に乗る必要があった。平均して1日1回だ。タイトなスケジュールには慣れているが、その私から見てもとても尋常とはいえない。文字どおりノンストップで移動するのは、とにかく体と心（ボディ・アンド・ソウル）にこたえる。週末が終わってやっと本調子に戻った次第だ。
とはいえ、文章を書く時間はなくても、例によって写真を撮る時間はあった。そこで、先日私自身が参戦した国際レースの模様を、4つの「コース」ごとに簡単な写真付きレポートでお届けする…
1. ガボン
リーブルビルでShield Africa-2015に参加した。「国防および国土安全保障の国際展示会」だが、今回は目に見えてサイバー関連の趣が濃くなっている。この私がガボン国防相とともに開会宣言に立ち会うよう依頼されたのは嬉しい驚きだった！依頼を受けなくては失礼にあたるし、受けるのはもちろん嬉しい、ということで快諾した。開会式ではテロ対策の実演が披露され、とても見応えがあった。写真をいくつかお見せしよう。
屋内での展示会の様子。
制服組がずらり（笑）
ガボンは、潤沢なオイルマネーから相当の資金を国家規模のITインフラに投資する計画で、ひいては中央アフリカ全体のサイバー拠点になることを目指している。計画が成功するといいと思う。インターネットのローカル回線速度からすれば、有益な取り組みだし、大いに必要とされている。いずれにしても、同国が少しでもサイバー産業の聖地になることを目指すのであれば、セキュリティ面でのパートナーが必要になるだろうということで、私たちが賑やかしに呼ばれたわけだ。賑やかしといっても、実際は格式のある場だ。ガボンのアリー・ボンゴ・オンディンバ大統領との接見に招待されたのだ。身に余る光栄に、誇らしい気持ちになった。ちなみに、オンディンバ大統領は私の3倍くらい重いベンチプレスを持ち上げられそうな胸板の持ち主だ。ご覧あれ。
ホテルからの眺め。
その他には、写真に撮るほどのものには出会わなかった。ただ、ガボンを発つ飛行機の中から、素晴らしいコンゴウ滝を一瞬だけ見ることができた。次に中央アフリカに行ったときはぜひこの滝を見に行かなければ…
アフリカ編は以上だ。
次はあの聖地…
2. イスラエル
北東方向に別の大陸へ飛んで、イスラエルへ。和やかな雰囲気のパートナーミーティングを経て、近くのエルサレム郊外にある丘陵へ（おっと、何という地名だったか忘れてしまった。誰かわかる人はいないか？）。それはこういうところだ！
イスラエル編は以上だ。
3. フランス
短時間のフライトでパリへ。仕事、また仕事、それからまた少し仕事が続いたが、ラ・デファンス地区で素敵な夕暮れを眺めるくらいのことはできた。
という具合だ。
フランス編は以上だ。
ちなみに、オルリー空港は快適とは言い難かった。できるだけ行かないようお勧めする。
4. モナコ
そう、ここへ来たのはF1グランプリが目的だ。セブ（Seb）（セバスチャン・ベッテル）は2位、キミ（Kimi）（キミ・ライコネン）は6位になった。もちろん私たちにとって最高の結果とはいえないが、あまり残念がらずに、場の華やかさや音、活気と喧噪、そしてヨットが並ぶ風景を純粋に味わうことにした。
個人的には、モナコはF1をやるにはちょっと狭すぎるように思う。しかし一方で、ここには長年にわたる開催地としての伝統がある。ちょっと狭苦しいからといって、その伝統を断ち切るのはどうしたものか。総体的に見ればここでF1を観戦することはやはり楽しい。といっても、楽しめるのは閉所恐怖症でない人に限られるだろうが（笑）
キミの車…
…それから、いくつものスペアノーズ
キミの新しいハンドルおもちゃだ！
先ほど活気と喧噪と書いたのはこういうことだ。
ここでは、ヨット観察もF1と同じくらい楽しめる！このマリーナにどれほどのお金が停泊しているかちょっと考えてみたまえ！
どの辺りからヨットが本格的な船になるのだろうか？
昔ながらの防犯対策
まったく危ないところだった（笑）。険しいカーブとして知られるところ
それ以上にひどいカーブとして有名な「フェアモントヘアピン」
この食堂にはメニューブックはなく、「黒板だけ」だそうだ（笑）
このような過酷な1週間の後、幸いにして最高の1日を過ごすことができた。1つだけ、ホテルの窓の真下から一晩中、クラブで鳴り響く重低音が聞こえてくるという難点があったが。そのホテルにはもう2度と泊まらないつもりだ。
では皆さん今日はこのへんで。また近いうちに！