2015年5月22日
青ヶ島旅行記その2:八丈島
その1を軽く振り返ろう。
7時のフライトで東京(羽田)から八丈島に飛び、短い乗り継ぎ時間の後、ヘリコプターで青ヶ島に移動して、1日そこで動きまわって過ごした。島の隅から隅まで登り歩き、景色を見て、写真を撮った。実に美しい!
翌朝は、ぼんやりとしたデジャヴュの感覚を覚えた。再び7時30分というあり得ない時間に目覚めたが、今回は「ボーイスカウト」のキャンプのように、ホテル中のスピーカーから響く朗らかなアナウンスの声と一緒だ。「ピンポンパンポーン、オハヨウゴザイマス」(日本語で「good morning」)。さらに何やら日本語でしゃべっていたが、私に聞き取れたのは「アリガトウ」と「クダサイ」だけだった。私たちは藁のマットレスから起き上がり、朝食を取り、前日と同じヘリポートに向かった。
お忘れの方がいるかもしれないのでもう一度言うが、ヘリコプターは1日1便だけ、しかも天候が良いときだけ運行する。天候が悪ければヘリコプターは飛ばない。八丈島から青ヶ島への便は9時15分発で、(私たちが確認したところでは)9時40頃に青ヶ島に到着する。着陸後、ヘリポートにつきもののあれやこれやの仕事があって、つまり「本土」との間の貨物の荷降ろしや積み込みをしたり、新しい乗客(青ヶ島の住人や個人旅行客)を乗せたりして、再び八丈島に向けて飛び立つ。
そういうわけで、帰りの便では午前11時30分頃に八丈島に降ろされた。東京(羽田)へのフライトは午後5時20分発だから、およそ6時間、自由に使えることになる。その時間をどのように過ごすべきか?それならやっぱり、レンタカーを借りて「温泉」だ!実際、そう考えたメンバーもいた。残念!私は地図を見ていて島の火山の頂上へ至る道を見つけ、まったくの思いつきだったが、我々一同その八丈富士という山(日本にある聖なる山はみな「富士」と呼ばれるようだ)に登ることにしたのだ。
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整備された登山道を300m(高低差)登るのに、25分しかかからなかった(これは私の自己ベストだ。このくらいの登山にはたいてい40分から1時間くらいかかる)。そして山頂に到着!
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いや、なかなかの眺めではないか…
大きな古い噴火口の真ん中に、新しい噴火口が膨れ上がっている。そして見渡す限り驚くほどすばらしく美しい眺め。私が山の中でことさら火山が好きなのはこのためだ。普通の山の頂上では、美しい眺望があるだけだ。火山では、美しい眺望はもちろん、引き込まれるような噴火口の眺めもある。
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八丈富士では、カルデラの縁を歩いて一周することもできる。私たちは迷わずそうした。実にすがすがしく心地の良い時間だった!
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それからようやく、近くの村で昼食を取り、温泉に入り、帰路についた。
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20. これは地元の焼酎のボトル。なんとも変わった、とにかく強い酒で、これを飲めるのは勇気ある者か無茶な人間か。ぜひともおすすめする。とにかく、試してみて欲しい。その後味は24時間ほど残り、これがまたこたえられない。
このちょっとした旅の間に、あることを思いついた。このあたりには人の住む島が9つある。9島すべてを巡る旅をしたら面白そうではないか!いってみれば各地の火山を1週間で巡るフィットネスツアーだ!数年後にやってみてもいいかもしれない。
その他の写真はこちらにある。
それではこのへんで。皆さんごきげんよう。
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