2015年3月12日
グアテマラ滞在記その1:火山の国に到着
マドリードからグアテマラへの移動にどの航空会社を選ぶかは、考えるまでもなかった。直行便を運航している航空会社はイベリア航空しかない。「乗り継ぎなどするものか。北米の航空会社なんて、とんでもない」という感じだ(笑)
というわけで、中米に直接向かうことになった…
大西洋の向こう側に最初に見えた陸地は、ハイチだった(と思う)。その次はジャマイカだ。大陸に入ってホンジュラス上空を通過したら、次が目的の国、グアテマラである。
ホンジュラスが視界に入ってきた
ちなみに、ホンジュラスはなぜホンジュラスと呼ばれているのか?こちらに書いてある。どうやら2つのバージョンがあるようだ。その1つは、このような出だしだ。
「Honduras」はスペイン語で「深海」「深さ」という意味だ。国名としては一風変わった名前だが、我が国がこう名付けられた背景にも、一風変わった物語がある。
目的地に到着した。
世界地図でグアテマラの位置を指せない人もいる(中米に住んでいない人は、おそらくそうだろう)。中米にあることさえ知らない人もいるし、多くの人は南米だと思っている。だが、グアテマラは正真正銘、中米の国であり、むしろ中米の中心的な国なのだ。
ホンジュラス、エルサルバドル、ベリーズ、メキシコの間にきれいに収まっている。さらに南下すると、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、コロンビア、エクアドルがある。
しばらく前に、この珍しき国の上空を飛んだことがある。残念ながら、そのときは夜だったので何も見えなかった。しかし、今回は違う。
おぼろげに火山活動が見える。私は火山が大好きだ。
富士山のライバル!
グアテマラには33の火山があることがわかった。そのうち3つは「脅威となっている」という。無理もない話だ。この地域では昔から火山活動が多く発生しており、非常に悲しい被害も出ている。たとえば16世紀にはアグア山の噴火によって同国の最初の首都が壊滅的な打撃を受け、パカヤ山は1965年の大規模な噴火以来、絶えず噴火が続いている。
そして今はフエゴ山によって、地元の人々がさまざまな問題に見舞われているのだ。我々が到着した日の夜には、地震まであった!私は時差ぼけを解消すべく深い眠りについていたので気付かなかったが。それが良かったのか悪かったのか、よくわからない。
グアテマラ滞在中に徒歩でパカヤ山に登った。といっても、頂上まで行ったわけではない。今も異常なほどの噴煙があがっている…が、近くの古いクレーターからだ。実に壮大。あまりにも見事で、実際それだけで記事が1本書けるくらいだ。グアテマラで報告すべきことがこんなに多いとは…まったくの予想外だった!
写真はすべてこちらにある。
では皆さん、近いうちに…