渋滞がない首都、ブラジリア

Olá!

タイトルから察しがつくと思うが、この記事はブラジルの首都で執筆している。同国は南米で大きな発展を遂げつつあり、経済成長も著しい。首都は人口260万人だが、交通渋滞がまったくない。大きな国の首都でもこのように渋滞の少ない街が多少はある。しかし、私は今回そのような首都をまた1つ訪問した。サッカー、カシャーサ、サンバ、そしてカーニバルの国の首都、ブラジリアだ。

ブラジリアこれがその証拠

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カリブ海でのセキュリティ・トライアスロン

皆さん、こんにちは!

Kaspersky Labでは毎年2月上旬に、非常に重要なイベントを3つ開催している。以下の3つのイベントが、すべて一箇所で、連続で開催される。

今年の「トライアスロン」は1週間半続いた。プレゼンテーション、ディスカッション、ネゴシエーション、その他の会議が休みなしに延々と続く。3つのイベントを一箇所で開催するのは、何百人という参加者が必要以上に国から国へと移動しなくてもすむようにするためだ。一石二鳥ならぬ、一石三鷹(後述)といったところか。大変よいことだが、トライアスロンのようにいくつものカンファレンスをこれほど長く回す仕事は、本当に過酷だ。しかし、ありがたいことに、当地にはそれを埋め合わせてくれる永遠の癒しが3つある。エメラルド色に輝く美しい海、澄み切った青い空、そして非の打ちどころのない見事なビーチだ。ふう・・・・。

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視線の先には緑の象

こんにちは!

数週間前にロンドンのウエストエンドを散策したとき、美術品収集家の友人の勧めでニューボンドストリートに立ち寄った。この通りにはロンドンで古くから続いているオークションハウスがある。ちょうどいいタイミングだったと思う。数日前にテートモダン美術館を訪れ、私はお菓子屋さんに来た子供のように胸がときめき、マーク・ロスコ(Mark Rothko)か誰かの近代美術の傑作を手に入れて、オフィスに飾りたい気分だったからだ。普段、私が大盤振る舞いをするときは、いつも見せびらかすことだけが目的なのだが、今回は違うということに私自身が驚いた。

そして、見たのだ。輝かしい光を放つエメラルド色の…を!その背にはラッパを吹く金色の天使が乗っている。大きくて優雅なブロンズ製の彫像だ。未来に対する希望、「大いなる幸福が約束された未来」の到来を告げている。本当の意味で見る人の美的感覚を満足させてくれる作品であり、テートモダン美術館でいくつか見かけたなんだかよくわからない「芸術作品」とはわけが違う。私は一目でこの象の虜になってしまった。

だが、この作品で特に私の目を引いたのは、何と言ってもその色である。英国のモータスポーツのナショナルカラー…ではなく、Kaspersky Labのコーポレートカラー、緑色だ!当社はずっと緑色を使ってきた。製品の箱、ロゴ、フォント、マスコット、そして世界中のオフィスの家具や備品に至るまで、Kaspersky Labのほぼすべてに緑だけが使われている。また、この作品を手がけたのが、私が称賛してやまない超現実主義者であることも、私が魅了された要因の1つだろう。彼はとてもユニークな人物で、決して他にはない独自のスタイルを持っている。私は長年、彼の作品を世界中で何度も何度も見てきた。特に、彼の作品だけを展示するカタルーニャとフロリダの美術館にはよく足を運んだ。もう誰だかわかっただろうか?

2.6mもあるダリの緑の象、Kaspersky Labにて

ということで、数週間前に出会ったこの型破りな緑色の象について、私の思いを方程式にすると以下のようになる。

Kaspersky Labの緑 + 美の喜び + 大ファンの天才アーティスト + ラッパを吹きたくなるほど明るい未来 = 何が何でも手に入れたい!

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AVZ:誤検知のないヒューリスティック分析で未知の脅威と戦う

コンピューターという眠れるジャングルに潜む悪意を、1つ残らず見つけ出して撲滅するにはどうすればいいだろうか?

特に、これまで一度たりとも姿を現したことがなく、凶悪なまでにIQが高い(そして国家が支援していることも多い)極めて悪質な脅威はどうすればいいのか?

答えは至って簡単だ。できることはない。

まあ、善戦くらいはできるかもしれないが、真っ暗な部屋にいる黒猫のようなマルウェアを見つけるためには、一流のプロ自らが数人がかりで対処する必要がある。つまりお金がかかるのだ。しかし、市販のアンチウイルス製品で自動的にやるとなると、話がまったく変わってくる。大体の製品は、超高度な感染の気配を感じ取る程度なら可能だが、それが限界だ。少なくともこれは、従来型のアンチウイルスシグネチャとファイルスキャナーという昔ながらのアンチウイルスのアプローチを使う場合の話である。

では、何が解決策となるのか?

これも答えは簡単だ。いくつかの強大なる脳を大いに活用することで、高度な感染を検知して破壊するアンチウイルス製品の機能を自動化する。

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ロンドンの水門、新オフィス、ストーンヘンジ

やあ、皆さん!

ロンドンには何度行ったことか、とっくの昔に数えるのをやめてしまった。公園や川の土手、下の通りなどをどれくらい歩いただろう。おおよその見当すらつかない。だが、ロンドンの産業革命時代の運河を散策したのは今回が初めてだった。

ロンドンの運河水門、貯まった水、2本の木

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Kaspersky Labと私の2013年

例年どおり、Kaspersky Labの祝いの季節はクリスマスと新年を祝う会で幕を開けた。昨年は12月20日。すでに皆、明らかに足下がおぼつかなくなっていた。

その翌週、もう1つの祝いの伝統が正式に執り行われた。サンタ(私)とそのかわいい助手たちが毎年オフィスのすべての部屋を回るのだが、今年は近隣のオフィスにも出向いて、個人的に皆のクリスマスと新年の幸せを祈った。

サンタと雪の女王雪の女王が2人。 …雪の女王?がさらにもう1人

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特許トロールと戦う10のヒント

最近、特に特許トロールとの法廷闘争で勝利したと大々的に発表してからは、特許トロールとどう戦えばいいのかアドバイスがほしいと聞かれることが増えた。そこで、今回は特許にむらがる吸血鬼たちに一矢報いて勝利を収める10のヒントをご紹介しよう。

その前に、このヒントを提供してくれた当社の社員たち(特許トロールと戦った人たちでもある)に、皆さまの盛大なる拍手を賜りたい:

  • Nadya Kashchenko, Chief IP Counsel
  • Dmitry Polyakov, Head of IP Protection & Defense
  • Nikolay Borovikov, Head of IP Research & Analysis
  • Sergey Vasilyev, Senior IP Counsel

我々はここ数年、特許のピラニアたちとさまざまな国でさまざまなバトルを繰り返してきたが、その中で特許トロール主義に関するいくつかの結論を導き出した。もちろん、国によって経済や社会政治の特性は異なり、特許法もそれぞれ独自のものが制定されている。それでも、若干の違いはあれ、トロール主義のパターンはどこも総じて変わらない。今回は明確さと実用性を鑑み、彼らに振り回され悩むイノベーション企業を抱えた米国の特許事情に絞って解説する。

特許トロールと戦う10のヒント

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ローマの晴天、マラネッロのクリスマス

Ciao、みなさん!

最近の欧州横断弾丸ツアー2013から、イタリアでのエピソードを2つ紹介しよう。

エピソード1 やっぱり場所が大事

我々はローマのパートナーの1社を訪問した。そのパートナーのオフィスは市街中心部という便利な場所にある。上階からのパノラマビューはただただ素晴らしかった。ご想像のとおりだろう。こんな場所で仕事になるのか不思議に思ったほどだ。この景色を何日もただ見続けるだけ、というのは無理だと思うが、数時間なら見ていられるだろう。私の結論としては、屋根のテラスにうるさいローマの鳩がたくさんいなければ、この場所は10点満点だったのだが。

晴天のローマエアコンか複写機か

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雪のあるところ、それが我がホーム。

ついに、私の世界一周の旅も、いい感じにまとまったようだ:

モスクワ – ダブリンアブダビキャンベラ&シドニー – シンガポールオースティンニューヨークとダレスを経由)– リヤド – 東京/大阪/京都 – そして…我が家!

今回の旅は実に凝縮された旅だった。仕事関係を全部収めて、かつ、ささやかなリフレッシュの観光を盛り込んで。正直なところ、詰め込み過ぎた。実に疲れた。とにかく疲れた。完全に打ちのめされ、がっつりくらい、目いっぱいやられ、消耗し、燃焼しつくし、くたくた、へろへろ、よれよれになり、擦り切れ、ノックアウトされ、ずたずたになった… 成田空港のゲートへ向かう途中、水平に動くエスカレーターみたいなのに乗っていて立ったまま寝てしまいそうになった。

いくつかメモ:

目の前にある、シートの後ろに付いているパーソナルモニターでは、さまざまなプログラムやら映画やらが供されているのだが、私は飛行ルートマップをよく選ぶ。これはクリケットに少し似ている。そんなに多くのことは起こらず、起こるできごとはカタツムリ級のペースだが、一日中のんびりくつろぎたいタイプの人にはお勧めだ。

東京からモスクワ空中クリケット

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