Kaspersky Labの2017年:真実は決算にあり

2018126日:タイトルと本文を最新情報に合わせて修正しました。

 

やあ、皆さん!

このたびは、前年度売上結果を公開させていただこうと思う。

企業にとって1年で最も重要な数字は、もちろん売上高だ。当社の製品、テクノロジー、サービスの2017年度の売り上げは6億9800万米ドル(国際会計基準ベース)で、前年比8%増となった。

敢えて申し上げれば、悪くない結果だ。当社の事業が好調で、成長していることを示している。加えて、当社には非常に有望なテクノロジーやソリューションがあり、今後も成長と発展が続いていくものと確信している。

だが、私にとって何より興味深いのは、当社史上初めて、法人向けソリューションが契約件数で個人ユーザー向けパッケージ製品を上回ったことだ。エンタープライズ向け部門の売り上げは30%伸びた。

もう1つ非常に喜ばしい事実がある。良好な事業成長率を主に牽引したのは、従来型のエンドポイント製品の売上ではなく、未来志向の新しいソリューション、たとえばAnti Targeted Attack PlatformIndustrial CybersecurityFraud PreventionHybrid Cloud Securityなのだ。これらは合計で61%増加した。また、サイバーセキュリティサービスの販売は41%増を見込んでいる。

地域別にみると、契約件数はほとんどの地域で年間目標を上回った。たとえば、ロシアとCIS諸国では2016年比34%増。META(中東、トルコ、アフリカ)は31%の大幅増、中南米は18%増、アジア太平洋は11%増だった。日本の伸びはまずまずだった(4%)が、ヨーロッパは予測をわずかに下回った(-2%)。

唯一低迷した地域は、予想どおり北米で、売上は8%落ち込んだ。当然と言えば当然だ。当社に対するネガティブキャンペーンと米国国土安全保障省(DHS)による反憲法的決定をはじめとする、昨年の地政学的騒乱の中心地なのだから。それでも、政治的な圧力に屈することなく、この市場で事業を継続し、ビジネスを発展させていく所存だ。

最後に、当社をご支援いただいたすべてのユーザー、パートナー、サイバーセキュリティエキスパート、その他の方々(当社を取り上げてくれた多くのジャーナリストやブロガーの皆様を含め)に、多大なる感謝をお伝えしたい。また、この困難な時期にも優秀な仕事を続けている世界中の全社員を称えたい。顧客ロイヤルティ、素晴らしい事業成長、チームの高いモチベーション、いずれも当社の世界的な成功を明確に示している。みんな、よくやった!

詳細については、こちらをご覧いただきたい。

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