2015年3月19日
グアテマラ滞在記その4:驚異の火山活動
リングオブファイアはグアテマラにも影響するそうだ。とはいえ、このカントリーの名曲は、今までもこれからも多くの人に影響を与えるだろう。失礼、今話しているのは地震、岩石圏、地殻変動に関係する方のリングオブファイア、つまり環太平洋火山帯のことだ。グアテマラもこの火山帯に属している。
グアテマラの火山の数は合計30。比較的小さな国にしては印象的な数字だ。正確な情報で定評のあるWikipediaで調べてみると、グアテマラの面積は約100,000平方キロメートルだった。この面積を火山の数で割ると…なんと!火山の力(フォース)が強い地域だ!もちろん、北方四島とは比べものにならない(10,500平方キロメートルに68の火山)が、北方四島は国ではない…
アンティグアは、アグア山、フエゴ山、アカテナンゴ山という3つの火山に囲まれており、どれも我々が泊まったホテルから見ることができた。
標高3,761mのアグア山(富士山とほぼ同じ高さ)が最後にいつ噴火したかは、正確にはわかっていない。地元の人から聞いた話では、頂上に巨大な火口があり、その中にキャンプ場、教会、さらには小さなサッカーグラウンドまであるという。海抜約4kmの高地でサッカーをやるとは…きっと楽しいはずだ!
フエゴ山(スペイン語で「火」の意)は標高3,763m。噴火が断続的に続いており、少し休止したかと思えば、すぐ活動を再開して、また噴煙を上げ始める。
アカテナンゴ山は標高3,976mで、最後の噴火は1972年だった。
下の写真は我々のホテルから見たフエゴ山とアカテナンゴ山だ。
もちろん、ぜひともアカテナンゴ山に登って、フエゴ山の噴火を見てみたかったが、残念ながら時間がなかった。だが、何とか時間を作ってパカヤ山に登り、周りの景色を写真に収めることができた。
パカヤ山は標高約2,500mだが、安全地帯は2,200mまでだ。それより上には新しい火口丘があり、昨年ここから溶岩が噴出した(噴火が続いたのは1日だけ)。この火口丘は急勾配で、噴気孔やその他の火山活動によって頂上から大量の噴煙が上がっているため、誰も登ることを許されない。断っておくが、許可されたとしても我々は登ろうという気にはならない。活動中の火山の頂上に登るのは愚か者(か自殺志願者)だけだ。
この火山の横には踏みならされた道が広がっており、一部にはコンクリートで舗装されたところもある。だが、特に無精な人たちのために、上りの道は(下りも)馬に乗れるようになっている(上りと下りは別料金)。
山頂まで行くと何軒か店があった。すばらしい。これは予想外だった。
山頂からの眺めは、火口もその周りも実に壮大だ。まあ、当然だろう。山に登るというのは本当にすばらしい!といっても、頂上に着いてからの話だ。登る途中のことではない。登りは、暑くて汗まみれになる険しい道だ。道なき道という場合もあるが。
下山した後は、ホテルに戻ってまた少し瞑想をしながら、フエゴ山の火口から立ち上る噴煙を見ていた…
写真はすべてこちらにある。
最後に頭の体操を1問。下の写真の小屋には、少しおかしなところがある。なぜドアの上に穴を空ける必要があるのか?なぜこの部分に?何のために?
では皆さん、今回はこれでおしまいだ。また近々…
おっと…停電だ!電気が使えない!!
そこで考えたのだが….
- 暗闇の中にいる人間というのは…あまり人間らしくない(試してみよう。ただし、ろうそくや携帯電話の懐中電灯機能でズルをしないように!)
- 予備のディーゼル発電機はないのか?このようなホテルでも?本当に?
- では、私はどこでこの記事を書いたのか?これがもう1問の頭の体操だ。