2015年1月21日
リスボン近郊の宮殿、城、岬
※元の英語記事は2014年12月8日に公開されました。
先週の午後も、ポルトガルで自由な時間をとれた。もちろん、我々はこの時間を有意義に過ごした。
リスボン空港へ行く途中、ハイウェイを下りて回り道をし、面白そうなポルトガルの場所をさらに2か所訪れた。
ポルトガル南部の海岸で見た断崖ほどのスケールではないが、それでも見る価値があることに変わりはない。1つは、リスボンに隣接するシントラという街(とペナ庭園)。もう1つは、ペナから約20kmの距離にあるヨーロッパ最西端の地、ロカ岬だ。
実は、ペナ庭園は丘(標高500m)の上にそびえたつペナ国立宮殿の敷地内にある。宮殿の中や周辺には観光スポットがいろいろあるが、主な見どころは2つ。宮殿、そして丘の上にあるもう1つの歴史的建造物であるカステロ・ド・ムーロ(ムーアの城跡)だ。
ペナ国立宮殿
ペナ国立宮殿は、かつてはポルトガル王室の夏の離宮だった。現在はユネスコ世界遺産に登録され、ポルトガル政府の公的行事に使用されている。現在の建物は19世紀半ば、もう少し細かく言うと174年前に建てられた。
写真を見ればわかるように、南欧風の「派手な」タッチが、独創的でカラフルな建造物に生かされているようだ。リスボンから500mほどの高台だが、ディズニーランドにちょっと似ている。いや、順番が逆だ。ディズニーランドがペナ国立宮殿にちょっと似ているということか。ディズニーランドは、この宮殿からインスピレーションを得たのかもしれない。
私の説明よりも、写真を見てもらった方がわかりやすいだろう…
下のカルロス1世の写真のそばにある、彼のコレクションたる19世紀当時の最先端の道具を見ながら、私は考えにふけっていた。21世紀のブロガーのガジェットコレクションとなんら変わりがないではないか – ずっと昔(150年以上も前)からこうなのだ。新規性など、こんなものだ!
カルロス1世と道具類
他の道具。スマートフォンの初期のモデルか?
次に訪れたのは、宮殿よりずっと前に建てられた城、ムーアの城跡だ。8世紀から9世紀、つまりレコンキスタよりも前に建設されたのだ。後年、この城は修復、改築が行われ、現在は立派な歴史的観光スポットになっている。周辺の散歩や、辺りの美しい景色を楽しむ価値は十分にある。
古い 学校 城
マチュピチュを思い出した
ここは本当にいいところだ。皆さんにも、いつか訪ねてみることをお勧めする。ただ、夏に訪問することになった場合、駐車場に気を付けたほうがいい。宮殿や城のある丘の頂上には、曲がりくねった一車線の道路しかない。頂上の駐車場は数が少ないし、道路沿いに並んでいる。そこで結論。夏はバスに乗った方がいい。
我々は急いで車に戻り、20kmの道のりを西海岸へと向かった。そう、(さらに!)美しい断崖の広がるロカ岬だ。この岬の唯一の難点といえば、あっちに行ったりこっちに行ったりと長時間の散歩を楽しめないところだ – 幅がせいぜい数百メートルといったところだからだ。
夜になり、夕日はあっという間に沈んでしまった。おまけに、そんなに見事でもなかった。お金を返してほしい!
ポルトガルの写真はすべてこちらにある。