2014年12月18日
オフシーズンはベストシーズン
ついにやった。
ヨーロッパを旅するなら、一番良い時期は11月だ!
天気がいい季節に来ていた観光客は、ずいぶん前に姿を消した。クリスマスや新年にまた大勢の旅行者が押し寄せてくるまで、まだ1か月ある。そう、ヨーロッパの街をのんびりと歩き、(誰もいない)大聖堂、宮殿、美術館を巡るには、11月が1年で最高の時期なのだ。もちろん、夏のように雲一つない青空というわけにはいかないが、いずれにせよヨーロッパ(特に南部)は北方のように厳しい気候ではないため、まったく問題ない。
当然ながら、多少の雨は覚悟しなければならないし、コートを着る必要がある。大変なことに思えるかもしれないが、どこに行っても目に入ってくる人混みを避け、地球の果てまで延々と続く行列に並ぶ必要がなく、写真を撮っている無数の観光客の邪魔にならないように歩かなくてよいのなら、どうということはない代償だ。
A.B.と私は運よくこのヨーロッパへの小旅行に出かけることができた。ベニスを2時間歩きゴンドラで回り、バルセロナを1日散策した。
ベニスでの2時間は予定外の滞在であり、気の向くまま訪れた。だからこそ良かったわけだが。「ナノレース」から次の目的地に向かう途中に、乗り継ぎの飛行機まで少し時間ができたので、ベニスへの小旅行に出発した。
簡単に言えば、少なくとも人生で1度はベニスを経験するべきだ。この地を見て回り、共和国の興味深い歴史に関する知識を新たにしてほしい。
何という歴史だろう!気高さ、富、力強さ、権威、裏切り、偽善…すべてがここにある。それらはまさに、この運河沿いに今も残る建物で起きたことだ。観光地として人気が高いのも無理はない(お金持ちの人は結婚式を挙げたりもする)。そこで今回の記事のタイトルを思い出した。11月とベニス…これ以上の組み合わせはない。
なので、何らかの理由でベニスへの旅行を延期しているなら、今こそ先延ばしをやめて足を運ぶべきだ。後悔はしない!
たった2時間だが、我々が目にした風景の写真をお見せしよう。
ベニスのハイウェイだ!制限速度は何kmだろう?「飲酒ゴンドラ運転」のようなものはあるのだろうか?
http://instagram.com/p/v2h4T7uiaI/
警察の高速艇
写真はすべてこちらに保存している。
90分という短いフライトでバルセロナに着いた。ヨーロッパで私が好きな街の1つだ。
以前はまったく意識していなかったのだが、ダウンタウンの四角い街区にある建物の角が、切り取られたようになっていることに気づいた。角が8つある四角形だ。
バルセロナには特別なものがある。美しく、友好的で、どこかゆったりとしている。穏やかで強引さがなく、前向きな雰囲気だ。それに、大きな並木通りや、常軌を逸した建築物(ガウディ作)もある。どこまで歩き続けたとしても、足を止めたくない街なのだ。我々もそうやって延々と歩き、6時間かけて約15kmを散策した!
最初に目を引いたのは、もちろんサグラダファミリアだ。巨大で魅惑的な教会。霧雨が降り続いていたのは残念だった。そのせいで、なぜか最上階が立ち入り禁止になっていた。まあ、いい。次こそは……
おお!
信仰心の薄い信者席なのか?折りたたみ椅子は神聖なものには見えない。
片付けるのは簡単だろうが…
旅に同行したA.B.はバルセロナについてこう語っている。「バルセロナには前にも来ましたが、聖堂の中には入りませんでした。笑ってしまうくらいの長蛇の列ができていたので。でも今は並ばなかったことを後悔しています。中はこんなにも壮大な空間なのですから!しばらくの間眺めて、賛美の言葉を贈るべきです。11月の終わりはうってつけの時期。あまり人がいません。ただただ素晴らしい。」
http://instagram.com/p/v79–SuiV-/
おおおお
次は、何年も前からずっとやりたかったことだ。バルセロナにそびえる丘を登って、サグラット・コール教会を訪れた。その景色は思ったとおり衝撃的だった。
ここでは、ケーブルカーを間違えてはいけない。今回我々は別のものを選び、5km余分に徒歩で行くことになった。ボーナスだ。
そして頂上に着いたら、必ず夕日を待とう。信じられないような景色だ!
http://instagram.com/p/v_kafpuic_/
ホテルカジノの屋上にドミノとチェス板が。
残念ながら、バルセロナで他に行きたいところ(たくさんあるが)はどこも回れなかった。少々仕事が待っていたからだ(パートナーや顧客との会談、ミーティングへの参加など)。
今回の旅で仕事に関する大きな出来事は、パートナーや顧客とのクリスマス前の素晴らしい夕食だった。会場はカタルーニャ美術館。なんという環境だ。すばらしいと言う以外にない。ぜひ見てほしい。
他の写真はこちらだ。