2014年8月5日
ネパールを楽しむ
世界にタイムゾーンがいくつあるかご存知だろうか?
こう聞かれると、24という極めて論理的な答えを思いつく人が多いだろう。何といっても、1日の時間の数と同じだからだ。だが、残念ながら不正解!合計すると24よりもずっと多い。実際には39のタイムゾーンがあるのだ!一部の国では、現地時間がそれぞれの「地方標準時」(この数は24だ)と30分ずれている(インドやイランなど)ところや、なんと45分ずれているところもある。そのような国の1つがネパールだ。同国のロンドンとの時差は+4時間45分!このように地域ごとに分かれているため、タイムゾーンの数は24ではなく39なのだ。
この仏教とヒマラヤ、エベレストの国に行くことを長い間夢見てきた。寺院や仏像はいくつも見たが、残念ながら2日間の滞在ではヒマラヤの近くまで行けなかった。代わりに、カトマンズのすばらしい仏塔、ストゥーパ、保護区域を見て回った。
@e_kaspersky が体験したネパールの古都カトマンズ:仏塔、ストゥーパ、保護区域などTweet
それぞれの名前は覚えていないが、覚えたいとも思わない。当地の雰囲気を感じていると、場所の名前といったことなど、取るに足らないことに思えてくる。Wikipediaで調べるのすら正しいとは思えない。
1つ覚えているのは、カトマンズの7月は本当に暑くなるということだ。汗をかいてシャツがびしょびしょになる。だが、そんなことはどうでもいい。もっと荘厳でスピリチュアルなものが魂を満たしてくれる。ただ座って瞑想を始めたくなる場所なのだ。いろいろなところをゆっくり歩き回って、辺りの霊的な雰囲気にひたるのもいいし(鼻をつくにおいが風に乗って漂ってくることについては、あまり長く語らないことにする)、マントラを唱える(オム・マニ・ペメ・フム・・・)のも、無重力を感じるのもいいだろう。もしくは、その全部か。うだるような暑さだけが、こうした霊的な体験の妨げとなる。とはいえ、悟りの境地に至るには、多少の不快感を乗り越える必要があるはずだ。
歩いている人たちには、どこか落ち着いた静かな雰囲気が漂っている。現地の人も観光客も同じだ。この地の超俗的な感覚は伝染する。
あちこちの聖地で動き回っている動物を見ると、誰もがいとおしい気持ちになるが、油断してはいけない。この動物たちは、財布、腕時計、携帯電話、貴金属など、光るものをくすねる名人なのだ!
財布を狙っているな…
「誰も信じるな」という古い格言がある。一言付け加えよう。「誰も信じるな。絶対に!」
私は丸2日の観光を約束されていた。いろいろ回って、寺院やマントラなどを体験するはずだったのだが、突然Kaspersky Labのパートナーカンファレンスの予定が入り、観光の予定が流れてしまった(そう、当社のパートナーはネパールにもいる。カンファレンスには200人以上が出席した)。というわけで、慌ただしかった香港滞在の後に、のんびりできるのを楽しみにしていたのだが・・・そうはいかなくなった。
2010年のミス・ネパールが @kaspersky のアンチウイルス製品を宣伝Tweet
これが2010年のミス・ネパールだ!今もすばらしい。
カトマンズの写真をもう少し。対照的なものが入り交じった街だ。
「ハロー」インターネットカフェ!(ナマステ=ハロー) 店内のコンピューターを見てみたかったが、機会に恵まれなかった。
シヴァとシャクティのシンボルの1つは、ダビデの星と間違われることが多い。やはり、東洋の宗教的なシンボルを知らない西洋人が、六芒星と卍マークが仲良く並んでいるのを見ると、確かに驚きだし、不思議な感じがする。
なぜアポストロフィがその位置に?
チャイナタウンはどこにでもある
「ちょっと、マントラの邪魔をしないでくれます?」
…「わかったよ!」
「女は絶対に信じるな」と書いてある。何があったのだろう…
ミニバスという言葉にまったく新しい解釈が生まれた
ネパールが必見であるということが十分に伝わっているといいのだが。私の『死ぬまでに一度は行きたい、世界100カ所』の61番目に、鉛筆で薄くチェックマークをつけた。なぜ鉛筆で?しかも薄く?見るべきものがまだまだたくさんあるからだ。今回はほとんど見逃してしまった・・・
ネパールと、その他世界99箇所の必見の地(@e_kaspersky 談)Tweet
写真はすべてこちらにある。