2014年5月2日
真の首都となった首都
ロンドンを訪れるたび、ますます好きになる。
ロンドンに初めて来たのは1992年のことだ。その後数年は、この街に大した印象を抱いたことがなく、居心地良く感じたこともなかった。いかめしく人を寄せ付けない帝国建築、果てしなく続く渋滞の列、歩道に密集する人々、汚れたテムズ川…とにかく、あまり気に入らなかった。
しかし、この街に変化が見え始めた – 年々、少しずつ。ロンドンは、街の中心で起きていた渋滞の問題をほぼ解消した。自転車シェアのシステム(いわゆる「ボリス・バイク」)もこれに貢献した。また、土手を整備してテムズ川をきれいにし、Gherkin、Cheese grater、Walkie-talkie、Shardなど目に楽しい斬新なビルを建てた。それからロンドン・アイ、そしてオリンピック… 20年前、この街はまったく違う場所だった。重苦しく、寒々しく、退屈だった。今は正反対だ。明るく、心地よく、わくわくする場所だ!
もちろん、我々の新しいオフィスがこの場所でついに稼働を開始したことも大きい。150名前後の社員がここを拠点として、サイバー空間を安全で平和なものにするためにさらなる奮闘を繰り広げることになる。正直なところ、彼らのことが少々うらやましい– 彼らはすべてを手に入れたのだ。素晴らしい都市、素晴らしいオフィス、そして素晴らしい仕事(笑)
もしかすると新しいモスクワオフィスかもしれない
もちろん緑色だ
残念なことに、今回の訪問では市内を歩き回る機会がなかった。時間がないときにはよくあることだ。
ところで、ロンドン滞在中に、友人から少々妙なメッセージを受け取った。「香港では、車のナンバープレートの色が、前は白で後ろが黄色なんだが、あれはなんでだ?」
「基本だよ、ワトソン君、」私は返信した。「香港は長いこと英国の植民地だった。本国のとおりにしただけだよ」
返信がきた。「じゃあ、なんで英国のナンバープレートはそんな色分けをしてるんだろう?」
前は白で…
…後ろは黄色
OK、私は知らなかった、視聴者の皆さんに聞いてみるしかなかった。認めよう。そして、シャーロックは正しかった…まさに、基本だ。
…というわけだ