橋の上をゆく。

私はサンフランシスコが好きだ。

素晴らしく居心地のいい場所だ。フレンドリーで、陽光が明るくて、海沿いに並ぶカフェでは美味なシーフードが供される。中国からの貨物を積んだ大きな船が行き交う湾内の海は穏やかで、いくつもの橋が額縁のように並んでいる。海上にはアルカトラズが浮かび、あらゆるものに密かに目を配っている。

美しい。そぞろ歩きを楽しむ絶好の場所だ。

サンフランシスコの見事さを並べたが、実はほかにいろいろ気にかかることがある。ともあれ、まずは写真をご覧いただこう。

先に述べた関心事とは、かなり意義深いことがらだ。

我々は年に一度、米国で法人製品の発表会を大々的に行っている。ジャーナリストやアナリスト、パートナー企業や顧客、それにエキスパートを招聘し、いちばんホットな話題を取り上げて議論し、対策を模索し、見つけ出すのだ。今回サンフランシスコで行われたイベントには、興味深い、そして非常に聡明な人々が集結した。たとえばVISA、Lockheed Martin、Wells Fargo、Facebookのエキスパートの面々。米国国土安全保障省の元長官、トム・リッジ（Tom Ridge）氏。そして、我々は法人製品の新バージョンについてプレゼンテーションを行った。VMware、 XenServer、Hyper-Vで構築された仮想環境を守るための製品で、エージェントレス版とライトエージェント版（※ライトエージェント版は日本では年内発売予定）がある。このニュースはすでにいくつかのメディアに取り上げられたと聞いている。The Wall Street Journal、 PC Magazine、ZDNet、 IDG、 The San Francisco Chronicleなどだ。

素晴らしい都市、人を惹きつけるイベント。誰もがハッピーだ。

夜の部では、参加者たちは船にいざなわれ、湾内クルーズを楽しんだ。海、橋、それから月…絵の具とカンバスを取り出す価値がある…オフィスの壁を飾るために。しかし、どちらも手元になかったので、ピントを合わせてシャッターを押すことにして、加工してこのブログに載せた次第だ。

このほかの写真はここで見ることができる。

一方ボストンでは、まだ雪が点々と残っている。たとえば、当社オフィスビルの日陰はこんな感じだ。この会社のルーツが北にある、つまりロシアにあることを思い起こさせようとしているのだろう。