タグのアーカイブ: 旅

Kaspersky Labと私の2013年

例年どおり、Kaspersky Labの祝いの季節はクリスマスと新年を祝う会で幕を開けた。昨年は12月20日。すでに皆、明らかに足下がおぼつかなくなっていた。

その翌週、もう1つの祝いの伝統が正式に執り行われた。サンタ(私)とそのかわいい助手たちが毎年オフィスのすべての部屋を回るのだが、今年は近隣のオフィスにも出向いて、個人的に皆のクリスマスと新年の幸せを祈った。

サンタと雪の女王雪の女王が2人。 …雪の女王?がさらにもう1人

続きを読む:Kaspersky Labと私の2013年

ローマの晴天、マラネッロのクリスマス

Ciao、みなさん!

最近の欧州横断弾丸ツアー2013から、イタリアでのエピソードを2つ紹介しよう。

エピソード1 やっぱり場所が大事

我々はローマのパートナーの1社を訪問した。そのパートナーのオフィスは市街中心部という便利な場所にある。上階からのパノラマビューはただただ素晴らしかった。ご想像のとおりだろう。こんな場所で仕事になるのか不思議に思ったほどだ。この景色を何日もただ見続けるだけ、というのは無理だと思うが、数時間なら見ていられるだろう。私の結論としては、屋根のテラスにうるさいローマの鳩がたくさんいなければ、この場所は10点満点だったのだが。

晴天のローマエアコンか複写機か

続きを読む:ローマの晴天、マラネッロのクリスマス

雪のあるところ、それが我がホーム。

ついに、私の世界一周の旅も、いい感じにまとまったようだ:

モスクワ – ダブリンアブダビキャンベラ&シドニー – シンガポールオースティンニューヨークとダレスを経由)– リヤド – 東京/大阪/京都 – そして…我が家!

今回の旅は実に凝縮された旅だった。仕事関係を全部収めて、かつ、ささやかなリフレッシュの観光を盛り込んで。正直なところ、詰め込み過ぎた。実に疲れた。とにかく疲れた。完全に打ちのめされ、がっつりくらい、目いっぱいやられ、消耗し、燃焼しつくし、くたくた、へろへろ、よれよれになり、擦り切れ、ノックアウトされ、ずたずたになった… 成田空港のゲートへ向かう途中、水平に動くエスカレーターみたいなのに乗っていて立ったまま寝てしまいそうになった。

いくつかメモ:

目の前にある、シートの後ろに付いているパーソナルモニターでは、さまざまなプログラムやら映画やらが供されているのだが、私は飛行ルートマップをよく選ぶ。これはクリケットに少し似ている。そんなに多くのことは起こらず、起こるできごとはカタツムリ級のペースだが、一日中のんびりくつろぎたいタイプの人にはお勧めだ。

東京からモスクワ空中クリケット

続きを読む:雪のあるところ、それが我がホーム。

美しきかな日本の四季

「物憂げな季節も目には美しい」

            – アレクサンドル・プーシキン(Alexander Pushkin)、「」(1833年)

色とりどりの秋の景観を見るたびに、私はこの詩の一節を思い出す。つい先日、日出る国でそのような景色を数多く見てきたところだ。

芦ノ湖

大阪、秋

日本にはもう何度行ったか思い出せない。15~20回?20~25回?そんなところだろう。はじめて日本を訪れたのはAVARカンファレンスに出席した2004年のことだ。それ以来、どんどん頻繁に日本を訪れるようになり、最近では年に3回行くこともある。もちろん不満はない。日本は私が好きな唯一の国ではないにしても、お気に入りの1つだからだ。しかし、これまでは春、夏、冬にしか行ったことがなかった。秋は一度もなかったのだが、日本の「最高」の季節は、春(桜が咲き誇る季節)と(地面を紅葉が覆う季節)の2つだ。今回(ようやく!)11月に日本を訪れて、さまざまな色調の黄、緑、茶に彩られた日本の景色を見ることができた!

続きを読む:美しきかな日本の四季

ダブル博士号

բարեւ բոլորին!

アルメニア語の「皆さん、こんにちは」をGoogleが正しく翻訳してくれているとよいが。このエキゾチックな国(読者の皆さんにとってもそうだと思う)に行ったことをアピールしたかったもので。今回も、ビジネスとお楽しみがほどよくミックスされた旅だった。

先日、私はState Engineering University of Armeniaより名誉博士号を授かった。これは「情報セキュリティ分野におけるめざましい貢献に対する」もので、同大学の総長より直々に授与された。

ユージン・カスペルスキー、名誉博士号-バックギャモンKL/SEUA特製バックギャモン!

素晴らしい、ありがとうございます!

これで、2か国で博士号をいただいたことになる。いまや私は「英国&アルメニアの研究者」となったのだ。(最初の名誉博士号はプリマス大学から授与された)

上の写真はちょっとふざけすぎたろうか?このあとは「まともな」写真をお見せしよう。

続きを読む:ダブル博士号

アバンギャルドな街、マクデブルク

ロシアのことわざを1つ紹介しよう。ざっと翻訳すると、「1世紀生きれば1世紀のあいだ驚かされる」といった感じだ。すべてを見たと思っても実際はそうではない、という意味ではないだろうか。私にとってこの言葉がぴったりだったのが、最近のマクデブルク市への旅行だ。まさに驚かされた。

全体的に、マクデブルクは少し退屈な田舎町だ(あくまで私見だ。私は1年の大半をモスクワで過ごしているので)。あるものといえば、川(エルベ川だが、ここではまだとても小さい)、その川のとても印象的な土手、同じくらい印象的な(修復された)城壁と、ゴシック様式の大聖堂くらいで、他には特にない。ただ、こうした退屈さをすべて埋め合わせてくれる特徴が1つあったのだ。

市内中心部に、他の建物とまったく調和しない巨大な住宅兼商業施設がある。その名もGreen Citadel of Magdeburg(マクデブルクの緑の要塞)。見てほしい!この色、形、模様!同じようなものを見たことがあるだろうか?

この常軌を逸した建築物を担当したアーティストは、20世紀後半のガウディ(Gaudiといわれるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー(Friedensreich Hundertwasser)だ。同氏はこれ以外にも、独自の驚くべきスタイルで、中央ヨーロッパ全域の数多くの建物を優れた芸術作品に変えてきた。

オーストリア人であるフンデルトヴァッサー氏は真の独自路線を行く人で、もちろん私は彼のファンだ。同氏の考えでは、人はどれも似たり寄ったりの箱みたいな家に住むべきではないそうだ。また、住人は自分の周りの壁に色を塗るか、他の何らかの方法で壁を変えるように勧められるべきだという。この考えは家の中の壁にも及ぶ。彼は廃工場をアバンギャルドな芸術作品に変えることにも情熱を注いでいた。

さて、もう説明は十分だろう。写真をご覧いただきたい。

magdeburg-1 続きを読む:アバンギャルドな街、マクデブルク

ドイツのQRホテル

Guten tag、皆さん!

私は今、ヨーロッパ横断特急の旅にある。道中、あまりにも気になる光景が目に飛び込んでくるので、読者の皆さんにシェアしなければ、という義務感にかられている。ということで、いってみよう。

その1

ドイツのアウトバーン、フランクフルト-ハノーバー間でよく見かける車は?最新のスピーディな車、それはもちろん。では、あまり見かけない車といえば?答えは簡単、古いモデルの車だ。ビンテージ級のザポロジェッツを見つけたときに私がどれほど衝撃を受けたか、ご理解いただけるだろうか。それもモスクワのプレートがついたやつだ!なんと!フルスロットルでぶっとばしてはいるものの、ガタガタカタカタ音を立てて周囲の注意を引き、周辺はスピードが落ちてアウトバーンらしからぬ感じになっていた。これは…!まさにウクライナのレトロ襲来。

germany_zap1VWビートルへのアンサー by ソ連

続きを読む:ドイツのQRホテル