月ごとのアーカイブ:3月 2015

マサチューセッツの大雪と、Kaspersky Lab米国進出10周年

米国には数え切れないほど行った。

だいたいは短期間の滞在で数か所を回るだけだが、いつも後からおもしろい話をいろいろとお伝えしている。だが、今回はない!滞在中は仕事漬けの毎日だった。残念ながら、今回の記事に心躍るような楽しい話はないだろう。ただ、珍しい話題を少し…

まずは…雪の話だ!

…そう聞いて不思議に思った人もいるかもしれない。ロシア人が他の国の雪に興味を持つわけがない、と。毎日いやというほど見ているはずなのに?だが、それは違う。当地で、合衆国において、これほど降り積もった雪を見たのは生まれて初めてだ!反射的に、思わず怒りに駆られた。「そんな馬鹿な!雪といえばロシアの専売特許だ!勝手に使われては困る」。奇妙な一言しか出てこない。いや、もう一言。予想外だ。

雪害

Boston snow前日に訪れたエバーグレーズとは大違いだ

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第三者機関のアンチウイルス比較テスト:2014年は興味深い結果に

Kaspersky Lab社員はいつも仕事に打ち込んでいる。自分を高めようと努力しているのだ。これは当社の研究にも、開発にも、製品にも、パートナーシップにも…当社のすべてに当てはまる。だが、改善を続けるには、つまり正しい方向へと進むためには、全員が至高の目標に向かって努力しなければならない。使命と言ってもいいだろう。その使命についてだが…

当社の使命は、ありとあらゆるサイバーの脅威から世界を守ることだ。しかし、我々はこの使命をどの程度果たせているのだろう?結局のところ、すべてとは言わないまでも多くのアンチウイルスベンダーが、似たような使命を掲げている。なので我々は、というよりユーザーは、Kaspersky Labが他のベンダーと比べてどれだけ使命を果たせているかを、正確に知る必要がある。

この達成度を測るための指標はいくつもあるが、中でも特に重要なのが、さまざまな第三者テスト機関のエキスパートによる製品と技術の品質テストだ。非常に単純な話で、あれやこれやの(またはすべての)基準に照らして良い結果であるほど、当社の技術はサイバー脅威との戦いで大きな成果をあげており、客観的に見て他社よりもっと世界を守れている、ということになる。

大事なのは、さまざまな第三者テスト機関が実施する無数の比較テストのうち、どれを使うかだ。つまり、膨大なデータをどうやって仕分けして、信頼性の高い有意義な(そして理解しやすく比較が簡単な)結果を導き出せばいいのか?また、テスト機関の数が多いだけでなく、アンチウイルスベンダーの数も非常に多いという問題もある。ベンダーもふるいにかけなければならない。実力のないベンダーを除外して、最良のベンダーだけを比較するには?問題はもう1つある(が、実際はそれほど複雑ではない。本当だ。すぐにわかる)。良かったテストだけを選んで偏った結果を公開するベンダーがいるのだ。これでは全体像がわからない。ずっと昔から使われている広告とマーケティングの手法だ。

さて、聞いてほしい。当社は数年前、アンチウイルスをわかりやすく、正確に、そして誠実に評価するための数式を考え出した。それがTop-3 Rating Matrixだ!

では、どうやって計算するのか?

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国境なきセキュリティ

Equationと疑念

当社は先ごろ、APT集団Equationによる過去に例を見ない極めて高度なサイバースパイ活動の調査結果を発表した。その後私は、同じような質問を何度も受けることになった。「なぜこの調査を実施し、結果を公開したのですか?」「米国の諜報機関の活動と思われるプラットフォームに調査を実施したのはなぜでしょうか?」(ちなみに、これに関する確たる証拠は何もない)。だが、一番気になった質問は「地政学的な狙いがあるのですか?」だった。この質問に一言で答えるなら、「ノー」だ。

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マイアミの「キー」へ

世界には、美しい山、火山、断崖、洞窟、谷、湖、間欠泉、氷河など、美しい自然現象が非常にたくさんある。だが、人の手で作られた美しい現象も数多く存在する。たとえば見事としか言いようのない道路だ。

最も美しい道路は(もちろん、その道路から見える景色や道路沿いの景色のことであって、アスファルトの美しさのことではない)、私見ではあるが、ニュージーランドにある。ミルフォードサウンドへと続く道路だ。素晴らしさという点でこれに迫る道路は、世界各地にいくつも存在する。オーストラリアのグレートオーシャンロードもあれば、カリフォルニア州の湾岸道路もあるし、ハワイのマウイ島の360号線、スペインのプラヤ・デアロからリョレート・デ・マルへの道路、ナポリ近郊のアマルフィ海岸道路、クレタ島の道路などだ。他にも私がまだ走ったことのない道路がいろいろある。

つい最近、一生に一度は通りたい世界の道路リストに、また1つチェックマークが付いた。そう、フロリダの最南端キーウェストへと続く光溢れる道路を、ようやく車で走ることができたのだ。キーウェストは、米国本土のマイアミのはずれからキューバへと伸びる長い列島の先端にある街で、これらの島は道路でつながっている。素晴らしい。マイアミは素晴らしい。北方四島の知事にも見習ってほしいものだ。

From Miami to Key West 続きを読む:マイアミの「キー」へ

グアテマラ滞在記その4:驚異の火山活動

リングオブファイアはグアテマラにも影響するそうだ。とはいえ、このカントリーの名曲は、今までもこれからも多くの人に影響を与えるだろう。失礼、今話しているのは地震、岩石圏、地殻変動に関係する方のリングオブファイア、つまり環太平洋火山帯のことだ。グアテマラもこの火山帯に属している。

グアテマラの火山の数は合計30。比較的小さな国にしては印象的な数字だ。正確な情報で定評のあるWikipediaで調べてみると、グアテマラの面積は約100,000平方キロメートルだった。この面積を火山の数で割ると…なんと!火山の力(フォース)が強い地域だ!もちろん、北方四島とは比べものにならない(10,500平方キロメートルに68の火山)が、北方四島は国ではない…

アンティグアは、アグア山、フエゴ山、アカテナンゴ山という3つの火山に囲まれており、どれも我々が泊まったホテルから見ることができた。

Guatemala volcanos

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グアテマラ滞在記その3:祭りを彩るラグ

やあ、皆さん!最近訪問したグアテマラでの冒険記の第3回だ。アンティグア・グアテマラの散策で見かけたものを紹介しよう。

まずはこの街の歴史を少々。アンティグアは、グアテマラのスペイン帝国時代の首都の1つだ。長い年月の間に、火山や地震のすさまじい力によって3度破壊された。悲しいことだ。1度目は1541年、アグア火山からのラハール(火山泥流)によって、その後1717年と1773年には地震によって壊滅している。一体どれだけ不運な街なのだ?3度目の破壊の後、政府は賢明にも首都を安全な場所に移した。もその場所が首都である。アンティグアの廃墟は放棄され、何世紀もの間、住む人はほとんどいなかった。植民地時代の威風堂々たる街の名残が、10(!)余りの帝国様式の大聖堂や教会の廃墟に今も見て取れる。廃墟ですらこれほどの荘厳さを漂わせているのだから、破壊される前の屋根がある状態の建物は、どれだけ堂々とそびえていたのだろう。

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グアテマラ滞在記その2:ナイト(ホテル)ミュージアム

さて。我々は今、グアテマラにいる。同国中心部の変わったホテルに宿泊し、すっかり落ち着いている。なんとも魅惑的な場所なのだ。今までにも、「ホテル」の定義を広げるような興味深い宿泊施設はあったが、まったく別の施設が併設されたホテルに泊まったことはない。今回はなんと、博物館だ!カーサ・サント・ドミンゴというホテルで、同国の植民地時代の首都アンティグア・グアテマラにある。

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グアテマラ滞在記その1:火山の国に到着

マドリードからグアテマラへの移動にどの航空会社を選ぶかは、考えるまでもなかった。直行便を運航している航空会社はイベリア航空しかない。「乗り継ぎなどするものか。北米の航空会社なんて、とんでもない」という感じだ(笑)

というわけで、中米に直接向かうことになった

大西洋の向こう側に最初に見えた陸地は、ハイチだった(と思う)。その次はジャマイカだ。大陸に入ってホンジュラス上空を通過したら、次が目的の国、グアテマラである。

Madrid - Guatemala

Madrid - Guatemala

Madrid - Guatemalaホンジュラスが視界に入ってきた

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カンクン・カンファレンス2015

十数年前、当時まだごく小さな企業だったKaspersky Labは、文字どおり「境界を越える」決意を固めた。国境を越えて事業を展開する多国籍企業になるということだ。ほどなくして、当社のエキスパートやアナリストが世界各地で活動するようになった。皆、メール、メッセンジャー、電話など、間接的な手段で連絡を取り合っている。これは特に問題ないが、やはり実際に顔を合わせてのコミュニケーションにはかなわない。そこで、大規模なパーティを年1回開催し、皆で集まって、直接会話する時間を持つことにした。当社のITセキュリティエキスパート向け年次カンファレンスSecurity Analyst Summit(SAS)は、このようにして生まれた。

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海面がわずか1m上昇すればモルディブの楽園は消滅する

モルディブを訪れる日が来るとは思わなかった。

なぜなら、私の旅行先は、だいたいが仕事でどうしても行く必要のある場所だからだ。モルディブ?会議も、講演も、カンファレンスもない。ここで取引が行われることなどあるのだろうか…

もちろん、ときどきは旅行者としてエキゾチックな国に行くこともあるが、観光をするなら、リュックサックとテントを持って、火山に登るのがいい。太陽、砂浜、波とは無縁の場所だ。では、なぜモルディブなのか?

と言っても、「今年の役員会パーティーはモルディブで開催します」と提案されたとき、その健康的なアイデアについて説明してもらわねば、とは思わなかった。モルディブが陽光あふれる楽園の島であることは誰もが知っている。私が反対する理由などないだろう。というわけで、我々はインド洋に向かって出発した…

Maldives

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