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スノーシュースパムと戦う「HuMachine」インテリジェンス

私のところには、山ほどのスパムメールが届く。その数はたいていの人よりも多いだろう。数十年も名刺を配り歩いているし、プレゼンのスライドやカタログなどには会社のドメインが記載されている。それに、私のメールアドレスは単純だ。時折、長年にわたり使い古された社員のメールアドレスをスパムメールのハニーポットとして「放置」しておき、その社員には少しばかり変更を加えたメールアドレスを新しく用意したりするが、私のメールアドレスの場合それはない。なぜなら、第1に、私は敵が誰なのかを正確に把握しておく必要があるし、第2に、自社のスパム対策の品質を自分で確認できる状態にしておきたいからだ。それに、笑えるスパムメールを読む機会が少しばかり増えるのは構わない。

蝶を扱う昆虫学者のように、私は受信したスパムメールをすべて別のフォルダーに移し、判定結果をチェックし、傾向や誤検知を判断する。検知漏れのサンプルは、スパム対策チームに転送する。

興味深いことに、年初からスパムメールの量が格段に増えている!そしてその構造や形式を調べてみると、ほとんどが1つの送信元から来ているようだ。ほとんどのメッセージが英語で書かれており(2通だけは日本語)、そして、ここが重要なのだが、このスパムメールは、当社の製品100%検知された!さて、当社のスペシャリストに尋ねたところ、あるタイプのスパムメールが大津波のように押し寄せていたことが確認できた。「スノーシュースパム」だ。年末年始はスパム活動が減るのが通例なので、異常事態だ。

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暗黒面のサイバー関連ニュース – 2014年6月30日付

※元の英語記事は2014624日に公開されました。

証券取引所へのハッキングでマイクロ秒単位の遅延

サイバー詐欺はどんな場所でも起きる。証券取引所でもだ。まずは少し歴史を見てみよう・・・

かつて株式仲買人という専門職は、尊敬に値する立派な職業というだけでなく、並外れて大変な仕事だった。取引所のすし詰めのフロアで必死に株や証券を売買していた仲買人たちは、週の労働時間があり得ないような長さで、朝から晩まで強いプレッシャーを感じる決断を迫られ、限界までストレスを募らせていた。彼らは有価証券、株、債券、金融派生商品などを売買していたが、為替レートや価格の波に乗りつつ、常に正しいタイミングで売買することを求められ、重い心臓の病や、疲労が原因の病気に少しずつ蝕まれていった。また、あっさりと窓から飛び降りて、こうした生活に一瞬で別れを告げることもあった。要するに、とても世界最高とは言えない職業だったのだ。

ともあれ、これはすべて遠い昔の話だ。こうした過酷な肉体労働はすべて自動化された。今では知恵を振り絞って真剣に考える必要もないし、ストレスを感じることも、汗をかくこともない。仕事の大部分はロボットが実行する。これ以上ないという最高の売買のタイミングを自動的に判断する特別なプログラムだ。別の言い方をするなら、株式仲買人の仕事は大部分がロボットのトレーニングということになる。こうしたボットが、あれやこれやの相場変動を利用する上で、応答時間は(マイクロ秒単位でも)死活問題だ。応答の速度は文字どおり、電子証券取引所へのインターネット接続の品質に左右される。すなわち、ロボットが物理的に取引所の近くにいるほど、最初に値を付けられる可能性が高くなるということだ。逆も同じで、離れた場所のロボットは、最先端のアルゴリズムを使っていないロボットと同じく、常に勝ち目はないだろう。

先ごろ、この極めて重要な応答時間が、正体不明のサイバー攻撃者によって不正に操作された。あるヘッジファンドのシステムがマルウェアに感染し、取引の機能に数百マイクロ秒単位の遅れが生じたのだ。そのわずかな遅延によって、成立していたはずの取引を逃してしまうこともある(おそらくそうなったはずだ)。

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