ウォッカは人と人を繋ぐ…のか?

Aloha、皆さん!

今回の記事は米国のハワイからお届けする。ハワイが好きだという人も少しはいるはずだ(笑)

ウォッカが人々をつなぐ

我々は軍の宿舎に泊まっていた。本来は軍人かその家族しか宿泊できないところだ(私はある「軍人」の「家族」として登録されていた)。簡素な施設だが、私にとっては申し分ない。火山(キラウエア火山)から200メートルほどのところにあるからだ!しかし、火山については、今回は触れないでおく。

Hawaii

Hawaii

Hawaii

だが、ビンセント・ベガ(Vincent Vega)のセリフを借りれば、「それはたいしたことじゃない。問題はこっちだ・・・。」

この宿舎を出て、先ほど述べた火山の険しい道を登り始める前に、少し物資が必要(ほとんどが食料と水)だったので、小さなスーパーマーケットに立ち寄った。食料を選んでレジで待っているときに、近くのスピリッツ(とRed BullとHershey’s)のコーナーが目にとまった。ウイスキーやジンなどの世界的な定番ブランドに交じって、何があったと思う・・・?Kamchatka Vodka(カムチャッカ・ウォッカ)だ!ここはハワイだというのに!

ウォッカ

参った。軽く気を失いそうになった。何かアルコール度数80%くらいの酒をショットで飲みたいところだが、このウォッカは勘弁してほしい。…再起動するとしよう。

そもそもの話、Kamchatka Vodkaというブランドはロシアにはない。では、これは一体何なのか?どこの酒だ?瓶に小さく印刷された文字を見てみると、中の液体はケンタッキー州の「蒸留酒」製造所で作られたらしい。中身は本当にウォッカなのか疑いたくなる。700mlのボトルが8.39ドルという値段なのだから、みな同感のはずだ。まずいに決まっている。せいぜい、密造酒メーカーの安酒といったところだろう。

だが、とりあえず1瓶買ってみることにした。飲むためではない!世界中で集めた雑貨コレクションに加えるだけだ(笑)

いや、しかし待てよ…どうやらそれどころじゃない…。

Kamchatkaの横にはPopovが並んでおり、隣の店にはKarkovがあった(メーカーはKharkov(ハルキウ。ウクライナの都市)と書きたかったのだと思う)。どういうわけか、どちらのラベルにもモスクワの名所である聖ワシリイ大聖堂の絵が印刷されている。これはひどい、Kamchatkaのほうがまだましだ。とにかく、この2つのまがい物には触らず、このまま棚に置いておくべし。Kamchatkaのジョークは、店を出る前にはもう新鮮さを失いつつあった。

ウォッカ

ウォッカ綴りは間違っているし、ラベルの絵は別の国の大聖堂だし・・・

正直に言って、がっかりだ。ロシアのイメージを低品質な酒のラベルに張り付けたことで、ロシアから遠くかけ離れてしまった。ものすごく陳腐なロシアのイメージが、誤った形でいわゆる「ブランド」名に結びつけられる…よくあることだが、それにしても何というか、ちょっと…腹が立った、というか傷ついた。それだけだ。

文句はここまで。ではまた!

コメントを読む 0
コメントを書く